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僕と俺の選択道  作者: カタナナタカ
第1章 それは、人生の序章の序章それでも悩み生きていく
11/30

選択と終了と呟き

『なんだよ、いらねえのかぁ。

せっかく詫びの意味もこめて渡してやろうとしたっていうのに本当に最低なやつだなぁ』


(ふざけんじゃねえよ!

二つも意味わからんのが紛れてるのに選ぶもクソもねえだろうが!)


『どこが意味わからないんだぁ?完璧な説明だったはずなんだけどなぁ』


(あれのどこが⁉︎

お前の言ってた二つ目はとったら変態の烙印を押されるし、三つ目に至っては孤独なあなたにって思いっきりおちょくってるだろうが‼︎)


『ハッハッハッハッハッハッハッハッハッ・・・・ハアァ、だってその説明の通りだからなぁ』


(分かった、分かったよ。

棒読みで笑った後に説明もする気がないとか、詫びるつもりお前ないだろう。俺に喧嘩売ってるんだろ?そうなんだろう?)


『はあぁ、だから説明はしてるって言ってるだろう?

二つ目の悪神ノ鑑定眼(偽)は、どれだけ隠蔽などのレベルが高くても、見るほどに相手の情報が手に入るし、三つ目はそのままの通り誰とでも(・・・・)喋れるっていうスキルだ。ちなみにこの誰でもは自らの意思で動くことができるものだけだな』


(どこがそのままなんだよ!

ちゃんと聞いてみてよかったよ!

とんでもなくいい性能じゃないか。危うくポテンシャルアップ極大をとるところだった。危なかった、しょうもないのを取らされてしまうところだった。


っていうかよくそのままの通りとかふざけたことがぬかせたもんだな。全然そのままの通りじゃねえよ!

変態とか、孤独とか絶対に入らなかっただろうが!)


『いやぁ、スキルの説明をよく表してると思うんだがなぁ。まあいいじゃねえかぁ、そんなことどうでも』


(どうでもよくはないと思うんだがな)


『・・・で、どれをとるのか決めたか?』



(そして突然決断を迫ってくるんだな。

ちょっと待ってくれ。

ポテンシャルアップ極大は、とりあえず・・・・・なしとして、悪神ノ鑑定眼(偽)か、悪神ノ言語かどっちかをとった方がいいと思うんだよな、お前の説明の仕方からして。

・・・・・今度ってことじゃダメか?)


『ダメに決まってんだろう。そんなの面倒くさい。

時間は有限なんだぞ。さあさあさあ早く決めろよ』


(ぐっ、こういう時だけ時間が有限とかぬかしやがって。俺まだ赤ん坊だから時間はいっぱいあるはずなのに)


『お前、赤ん坊って言われるの嫌って言ってたじゃねえかぁ、こういう時だけ赤ん坊のことを出してくんのはだめだろう?』


(・・・・・くっそ見事に返された。

分かったよ。決めればいいんだろ、決めれば‼︎


ぐぬぬぬぬぬぬ、・・・いや、よく考えたら考える必要がねえな。悪神ノ鑑定眼(劣)で。

普通に復讐するなら敵対する奴の情報は大切だからな)


『なるほどなぁ、まあ・・・・・ベスト・・・・・ベターを・・・・・こいつの器・・・・・まだみる価値が・・・・・まだ決めてはならない・・・・・再考の余地はある』


(?おい、何ブツブツ言ってるんだ?感じ悪いぞ。

早くスキルくれよ)


『ああぁ、悪い悪い。それじゃあぁ、早速スキルの譲渡を始めるか。

悪神ノ鑑定眼(劣)を我契約者は望む、と思ってみてくれ』


(分かった、任せろ。


悪神の鑑定眼(劣)を我契約者は望む)


『我、契約者の契約主より権利を代行するものなり。その我が契約者の望み受領する。

それ、すべてを見通す眼なりこの眼においては隠蔽も偽装もそのあらゆるすべては無為に帰す。望め望めあいてのすべてを、望め望めあいてのすべてをさらけ出すことを、この眼はそのすべてを叶えてみせよう。

その眼は悪神の鑑定眼なり。

契約履行、受領終了、譲渡開始。

悪神ノ鑑定眼(劣)、譲渡完了、終了』


(なんか、仰々しいな。びっくりしたぞ。

てっきり、“はい、契約完了〜”とか、言われんのかと思ってたぞ。結構ちゃんとやるんだな)


『ああぁ、まあ世界の法則をちょーっといじらないとならないからなぁ。そりゃあ仰々しくもなるってもんだなぁ。そんなことより、とっとと確認してみろよ』


(いや、お前、世界の法則をいじってるって・・・・・はあ、もういいや。なんか考えるのめんどくさくなってきたし。それよりも確認しないとな。うん、確認しよう)




名前/空欄 LV1

種族 人間(仮)

職業 復讐者


体力15/15

魔力5/5

悪貢8


力7

守5

魔0

魔抗1

知力42

器用4

敏捷4


アビリティ

悪神ノ契約者▽


スキル

パッシブ

空欄

アクティブ

悪神ノ鑑定眼(劣)1▽




(悪神ノ鑑定眼(劣)にも逆三角がつくんだな)


『それはぁ、鑑定系スキルをとったからだなぁ。

もともとはぁ、ついてねえからなぁ。だからほら、悪神ノ契約者にもついてるだろ?』


(あ、ほんとだ。やっぱり鑑定系とっといてよかったな。思わぬ収穫ってやつだ。じゃあちょっとどんなのか見てみるか)




悪神ノ契約者

▽悪神と契約した者。何があろうとも切れることはない。




(そのままだな。

もっと詳しい説明を期待してたのに)


『馬鹿野郎がぁ。詳しい説明がそれでわかるならお前に鑑定系スキルをもう、取らせてるだろう。なんでめんどくさい思いをしてまでお前に一から説明したと思ってんだぁ』


(確かにその通りだな。スマンスマン。

じゃあ次は悪神ノ鑑定眼(劣)の説明を見てみるか)




悪神ノ鑑定眼(劣)

▽相手を見れば見ているほど情報を得ることができる。記憶すら見ることが可能。

相手から視線が外れるとリセットされる。




(なるほどな、どんな事でもってそのままの意味だったんだな。だが、この見ればってどれだけ時間をかければ記憶までのぞくことができるんだ?)


『それはぁ、個人個人だなぁ。なぜなら隠蔽系スキルを持ってるやつからは持ってないやつより時間がかかるし、相手が珍しいスキルを持っていたらそれも時間がかかる。って事で答えはわかんねえ、だぁ』


(分かった。じゃあ次なんだが、この視線をそらすとリセットってそのままの意味で同じ情報を得るために同じ時間をかけなければならないってことか?)


『その通りだぁ。そらした時点でもう一度はじめから見直さなければならねえ。引き際を誤るか誤らないかはお前次第ってことだぁ。


あと、悪神ノ鑑定眼の等級の説明をすると、(劣)が一番下で、その上に(偽)、で一番上に何もついてない悪神ノ鑑定眼が来るってわけだぁ。


それぞれの説明をすると、(劣)が一番低い性能だとすると、次の(偽)は、情報を見る時間が短くなり、一番上の何にもなしが時間が短くなり、その上リセットされなくなるってところだなぁ。


これで一応俺からの説明は終わりだぁ』


(どうすれば等級を上げることができるんだ?)


『それはイヴィル・ウインドウで買えとしか言えねえなぁ』


(そりゃそうか。

うんじゃあこれで一応全部終わったな。

あとは、俺がちゃんと使いこなせるように、研鑽を積むだけだな)


『ああぁ、その通りだぁ。ぜひ努力して面白い劇を見せてくれよ?』


(任せろ。

とびっきり面白くて楽しい復讐劇を見せてやるからな。

そう、俺のための、いや、俺達()だけのための復讐劇をな)

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