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僕と俺の選択道  作者: カタナナタカ
第1章 それは、人生の序章の序章それでも悩み生きていく
1/30

プロローグ

趣味です。

書いてみました。

宜しくお願いします。

聖暦665年

トランタ王国 王都トランタ


『さっさと殺せー‼︎』

『悪魔に断罪をーー‼︎』

『早く処刑しろーー!

そしてこの国に平和を‼︎』


ドンドンッ、『皆の者、これより第12代トランタ王国国王マルシク=ヌサカン=ザウス=トランタ王のお言葉を賜る。

皆静まり、拝聴するように‼︎』


『皆よ、ついにこの時が来た‼︎卑しくも人の皮を被った悪魔に断罪を下す時が‼︎、この悪魔はーーー


ふざけるな、何が悪魔だ、俺の事を散々利用して、俺の人生を縛っておいて、何が殺せだ。

お前らみんな俺に救われたことがあっただろうに、あの屋台にいた男は、モンスターから救ったことがある。あそこにいる女は息子の怪我を救ってやったことがある。あそこにも、あいつも、あいつもだ。

なぜ救われた事があるのにそれを棚にあげるんだ、なぜ、どうしてそんなにも俺を蔑む事ができる!

ああ、もし過去に戻れたなら絶対に助けたりはしない。絶対に見捨ててやる。

今この時でも、この鎖がないのならお前らを殺せるのに!この口が塞がれていないならお前らに憎悪を浴びせられるのに!

クソ、クソクソクソクソ・・・・・


ーーよって、この男、○○○を断罪する‼︎

執行せよ‼︎』


『『『執行ーーーー‼︎』』』


ああ、お前らなんかをを・・・、この世界なんか・・・・

《ドンッ》


こうして一人の男の首が飛んだその男の瞳は首を飛ばされた後ですら、空虚と絶望と悲哀と憎悪がないまぜになったようなものを映し続けていた。













そうして、ここでこの男の全てはおしまいになるはずだった。

本人ですらそう思っていたであろう。だが、そうなることはなかった。世界の意思を無視するかのように、蔑ろにするかのように。



そして、


『おはよう、君、僕と契約しないかい?』


突然、そんな声が男に向かって空間に発せられた。

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