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裏切られた同盟

カイラスがリアーナに同調したという知らせは、リアムとガレンにとって大きな打撃でした。ガレンは、長年の経験から裏切りを予想していたものの、それが若き理想家カイラスによるものだったことに、深い失望を覚えました。


「まさか、あの若者が……。これで、奴らは我々の一歩先を行くことになる。奴らは、我々を罠にかけ、この国の全ての権力を掌握するつもりだ。」


ガレンは、冷徹な目でリアムを見た。リアムは、友人だと思っていた人物に裏切られたことに、言葉を失っていた。


「俺は、カイラスの正義を信じていた。…どうして…」


リアムの言葉に、ガレンは静かに言った。


「理想だけでは、何も成し得ぬ。この国の病は、お前の血で一時的に止めることはできても、根本的な解決にはならん。そして、カイラスの理想は、現実の残酷さの前で崩れ去ったのだ。奴らは今、我々の敵だ。」


リアムとガレンは、リアーナとカイラスの策略に対抗するため、新たな協力を求めなければならなくなりました。彼らは、王都の地下にある、古代の図書館に身を潜めていた。そこには、この国の歴史と、王族にしか伝わらない古の秘密が記されているという。


新たなる協力者

リアムとガレンが図書館の奥へと進むと、一人の老人が、膨大な書物の中で眠りについていた。彼の顔には、微かに「囁く病」の痕跡が残っていたが、不思議と進行している様子はない。老人は、リアムとガレンの気配に目を覚まし、静かに語り始めた。


「待っていた。この国の王の血を持つ者たちよ。」


老人は、かつて王家に仕えていた学者であり、「囁く病」の真実を研究していた一人だった。彼は、病の根源である「血の代償」を浄化する「第三の道」を見つけ出し、古代の民の知恵を記録していた。しかし、貴族たちの妨害によって、彼の研究は中断され、彼は身を隠すしかなかったのだ。


「私の力だけでは、この国の運命を変えることはできない。だが、お前たちの力と、私が残した知恵が合わされば、誰も犠牲にしない道を見つけられるだろう。」


彼は、王の血を持つリアム、最強の軍事力を持つガレン、そして自らの持つ知識が、この国の運命を変えるための最後の希望だと信じていた。リアムとガレンは、この老人を新たな協力者として迎え、リアーナとカイラスに対抗するための、最後の戦いに挑む。

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