水川龍王脈(後編)2
「危ない!」
麗子は手を掲げて霜石を打ち出した。
カチン!
氷晶石と水刃が空中で激突し、砕氷が四方に飛び散った。
霜石と水刃の衝突は金属を打ち合うような音を発し、
氷晶石が裂けて四散する中、鉄心の腕の鱗がめくれ上がり、
霜が傷口から急速に広がっていった!
「錯龍の寒気か?久しく見なかったな。」
鉄心は粉々になった腕を振り払い、
皮肉な表情を浮かべた。
「戯れはここまでだ!」
彼は地面の汚水を吸い込んで腕を再構成し、
濁流を固化させて一柄の重鎚にした。
「錬丹槍!」
重鎚は悪風をまとって砸り落ちた!
「うわっ!」
晋は思わず痛みを叫んだ。
だが本当の殺し技は暗闇に潜んでいた――
鉄心の前の空気が無闇に自燃し、
灼熱の火の玉が衆人に襲いかかった!
「シュー――!」
衆人は慌てて後退して防御したが、
それでも一部の鎧は炎に熔かされて結晶の滓となった。
「赤色竜血の威力はこれだけか?」
鉄心は後退して眉を寄せ、
背中の青竜の紋様が首元まで移動した:
「いつまで遊んでる?今日の竜力の備蓄は底をついたぞ。」
青竜の吐息が灼熱に輝き、
鉄心に速やかに決着をつけるよう促していた。
「俺が手を出さなくても、『雨刑者』のような心がばらばらな奴らも行動するだろ。だが今は体を動かしたい――昨夜の那家伙が俺の水帝極衛隊五編隊を全滅させたぞ。」
鉄心は冷笑しながら鱗甲を元通りに戻した。
「失手しないように。」
「安心しろ、彼らは凄惨に死ぬだろう。」
鉄心は力強く重水鎚を地面に叩きつけ、
飛び散った汚水を媒介にして、
突然何中の頭上に現れた!
――「頭上に注意!」
麗子が叫んだ。
何中は予香を抱きしめて急いで転がり込んで避けた。
「喉が…渇いた…血が…欲しい…」
腕の中の予香は意識が模糊としていた。
「予香?!どうしたんだ?」
何中は彼女の瞳孔が金色と赤色の間で激しく閃くのを見て、
突然声を嗄らして狂乱した:
「血……血――!」
「おい!予香、冷静にしろ!到底どうしたんだ?!」
「俺の存在を無視するな!」
鉄心はさらに力を込めて、
床を強く叩いた!
「水竜・水撃波」(衝撃波のような波紋のダメージが高圧水刃に変換可能)
ドン!
衝撃波が三人を吹き飛ばした!
続いて水撃波のうねりが四方に拡散した。
「血!」
予香はタコの足のように何中にまつわりついて一緒に飛ばされた。
麗子は既に鉄心の視界から飛ばされていた。
鉄心は片手に水帝鎚を持ちながら四方を見回し、
水撃波に切断された梁田と井田の遺骸を見て嗤った:
「味方同士で揉み合うな『竜組織』は団結してるはずだろ」




