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《AIと300ラウンドも戦って、こんなことまで書いてしまった。本当に我慢できない。》  作者: AIのマスター
水!水!水川龍公(廃案)

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番外編:炎竜の心臓(2)

「死竜、喰らえッ!」


焰龍が背を向けた瞬間、

何中は全身の力を込めて飛びかかる。


しかし――


ぐるり、と音を立てて、

彼の体はあっという間に焰龍の尻尾に絡め取られた。


「お前、"共生"って意味、知りたいだろ?」


「興味ねぇ! てめぇを殴りてぇだけだ!」


「ふふ……そんな顔して。

 本王が慎重に説明してやるよ?」


「説明いらねぇ! 設定語りとかすんな、頼む!」


「だって、番外編にならないだろう?」


焰龍は、退屈そうにちらりと彼を見る。

その目には、軽蔑とも呆れともつかぬ光が宿っていた。


「――“共生”とはな。」


「……本当に語るのかよ!?」


焰龍の尻尾の先が、何中の喉元に触れた。

一刺しで沈黙させられる距離。


「言葉の通り、俺とお前が一つの肉体を共有する。

 だが、主導権を持てるのは一人だけ。

 強い意志と精神力を持つ宿主でなければ、

 ただの抜け殻になる。」


「……相撲取りかよ。」


「ハッ、吉田の研究所で“共生体”の実験が行われた。

 だが、全部失敗した。

 黒いリングで稼ぐための実験体もいたが……お前がそいつをぶっ壊した。」


「……ちっ、やっぱりあの死ザルの仕込みか。」


何中は歯ぎしりする。

吉田――あの忌々しい名前を口にしただけで、血が沸騰する。


「それにしてもな、お前は大した奴だ。

 俺の“龍紋”の反噬はんきと干渉を受けながら、

 自力で主導権を奪い返した。

 人間のくせに、なかなかやるじゃないか。」


焰龍はぎこちなく手を叩いた。


「……これが人間の『称賛』ってやつだろ?」


「お前……なんだよ“龍紋の反噬”って?」


何中は苛立ちを抑え、尋ねる。


「それは俺たち龍族が抱えた“呪い”だ。

 遺伝によって受け継がれる、終わりなき侵蝕。

 そのせいで、俺の時代の龍たちは全て滅んだ。」


「じゃあ……俺の手の甲の、この赤い紋様は……?」


「そう、それが“俺の龍紋”だ。

 今はまだ初期段階。

 痛みくらいで済んでるが……」


「……その先は?」


「――地獄みたいに痛いぞ。」


焰龍は淡々と、まるで他人事のように言った。


「ふざけんな! そんなのゴメンだ!

 お前、解除できねぇのか!? 他の奴に寄生しろよ!

 俺は普通に生きたいんだ! 女抱いて寝たいんだよッ!」


何中の叫びに、焰龍は小さく肩をすくめた。


「悪いが、それは無理だ。

 俺は“純血の龍”。 宿主を選べない。

 この千年で、俺と共生できたのは――お前と、お前の父親だけだ。」


「はあ!? なんでそういう唯一無二設定つけんだよ!

 俺、救世主とかいらねぇから!」


「安心しろ。救世主にはなれん。

 ――ただし、“痛みに耐えて死ぬ”唯一の存在にはなれる。」


「ちくしょう……!」


何中の顔から、すべての血の気が引いた。


「それとな、龍紋と俺は別物だ。

 龍紋は環境や感情に反応して進化する。

 俺は俺で、思考によって主導権を奪う。

 つまり――制御不能、ってことだ。」


「……どいつもこいつも、馬鹿しかいねぇな!

 そもそも、そんなもん誰が作ったんだよ!」


「“古龍祖”ラグディン・ルイス。

 龍族の貴族支配を止めるため、

 全龍族に“呪詛”を強制した。

 だが解除法を知らず、自分自身が侵蝕されて死んだ。」


「……龍って、意外とアホ多いんだな。」


「ハッ!」


焰龍は苦笑して、尻尾をほどいた。


その瞬間――


ドゴッ!


何中の拳が焰龍の顔面を撃ち抜いた。


「いてっ!」


焰龍は頭を押さえながら、鼻を鳴らす。


「人間風情が、龍を殴るとはな……

 俺が本気なら、灰になってるぞ。」


「偉そうにすんな、あの死ザルと同じ顔しやがって!」


その名が出た瞬間――


「吉田……?」


「そうだよ! あの死ザルだ!」


「ハハッ……やっぱりお前、バカだな。

 吉田の“血脈”が俺を抑制できること、知らなかったのか?

 わざわざ俺を引きずり出そうとして……ほんと愚かだ。」


「なっ……!?」


「まあ、知ってると思うが。

 “半生はんせい”って言葉、聞いたことあるだろ?」


「……聞いた。けど、それが何なんだよ。」


「知りたいか? ――その前に、ちょっと脳をひと口だけ。」


「やめろ!」


何中が拒むと、焰龍はにやりと牙を見せた。


「なら、力ずくだな。」


龍の体に、再び紅の光が走る。

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