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影葬の箱  作者: いうな
第三章 魔法少女編
43/50

第四十二話 物量

さぼり癖が直らない

「もっと火力がほしい?」


玲さんが俺に訊き返す。


「いやぁ.....俺の技って一発一発が重いのにダメージは軽いっていうか.....。でも火力面でいうとマナに席はとられてるんですよね。

なんかいい技ないですかね?」


「.......お前の技は瞬間火力の連打っていうか....。

まあいいや。お前には多分無理だよ。」


「えっ」


すっごいストレートに言われた。


「悠真はマジで出力が低いんだよ。継続火力の高い攻撃をするのはまだ無理だ。そこらへんはマナから見て学べ。まあシンプルに影力を放出するだけなら誰でもできると思うがな。」


俺にはまだまだ先か.....

----------------------------------------------


って思ってたけど.....あの人が言おうとしたのはそういうことじゃないんだと思う。あの人が言ってたのは今自分にできることをやれって話だ。


両手を地面に押し付ける。


-------------------------------------


(なんだ.....?何をしようとしている....。)


執事が悠真に注目する。


(止めるか!!)


悠真から一番近い分身で悠真へと近づく。


「やっぱりな....!!」


悠真が足に影を纏い真後ろへと下がり飛び上がった。


「なにを.....」


「即興だけどよ....!!【究極影法(レイ・スキアート)・微】...!!」


「!?」


-----------------------------------------------------------------------


もう十分地面には()()()()はずだ....!


即興の究極影法....。玲さんほどの強さは出せない...。だから「微」だ。


地面を確認する。頼む、ピンクまでは届くなよ...!!


影に意識を集中させる。俺は自身の影の上にある物体を感覚で感じ取れる。


柱......壁.....壁.......扉.........台座........................人間に近い何か!!


ここだ...!!


「.....................【影鎖鳴(えいさめい)】!!」


ドゴゴ..................


「....なんだ........?」


執事が辺りを見回す。


ドゴォォォォン!!



地面から影のエネルギーがあふれ出し、城の床を地震のように割り続けていく。


「何ィ.....!!!!」


執事の分身が次々に吹き飛んでいき、消滅していく。


やっぱりな....!!

分身の破壊条件.......それは

「分身を全て同時に殺害の判定にする」ことだ。


そして、さっき人間らしき物体を観測した...!!

手に影を纏い、観測された方向へと体を向ける。

影を柱に巻き付け、一時的に弾性を持たせる。


「And..............【影跳弾(即興パチンコ)】ォォォ!!」


一気に影のエネルギーを前方へと放つ。





ギュイイイイイイイン!!!!



10M..100M.........578M。この少し前方だ。

人間に近い....影人の気配を感じた所は。

足をキックの形にする。


「And..........【影跳衝撃(シャドウショット)】!!!」


ドガァン!!


「グハッ....!?」


烏のような翼が生えた女の顔面に見事に俺の蹴りが炸裂する。


「ハァァァァ!!」


女はそのまま側方へとぶっ飛んでいった。


「........!!」


前を見るとそこには鎖につながれたピンクの姿があった。


「役割果たそうぜ...マナ!!」


つづく

まあまあ悠真を覚醒させました

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