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影葬の箱  作者: いうな
第三章 魔法少女編
37/50

第三十七・一話 状況

4時間前.......


「........オレンジの様子はどう?」


「うん...大丈夫そうです」


ピンクの家のベッドでオレンジが寝ている。

オレンジは先ほどの絵図を見てから調子が

悪くなったようだ。


「ライト....本当にクロノスのメンバーなんでしょうか。」


「......わかんない。」


「ていうか、本当にクロノスって悪の組織なんですかね...」


そのアクアの言葉を聞きピンクの顔が曇る。


「クロノスが悪の組織じゃない.....?」


ピンクがアクアの方を向く。


「そんなわけないじゃん!!!!

だって()()()は.....()()()

クロノスに..........!!」


ピンクとアクアの脳に思い出したくない記憶がよぎる。


「.......そうですね」


ピピピピ...............


魔法少女になるための遺物(ステッキ)から音が鳴り始める。


「......シャドウが出現したみたいだよ」


「どうしますか...?オレンジは今動けませんし....」


「大丈夫。私一人で行けるよ。

アクアはここでオレンジの看病をしてて。」


先ほど紫色の雲が現れてからシャドウ出現の通知が止まない。

真昼間だというのに外は夜のように暗くなっている。


ピンクは家の玄関のドアを閉め、シャドウの出現した場所へと向かう。






「はぁ....はぁ.....ここ....?」


街の裏道へと入る。

裏道を歩いていくと、広い広場へと出た。

周りには廃ビルが大量に建っている。


「.......どこ?ここ.....」


ピンクは何となくでここが

自分の住んでいる町ではないことを理解した。

スマホでマップを開く。


「........!!」


スマホは圏外になっていた。

地図が写らない。


バリン!!


ピンクの持っていたスマホに巨大なヒビが入り、

スマホの画面が黒くなる。


(速っ....!?)


「あなた誰?」


ピンクが後ろを向くと、一匹の影がビルの上に立っていた。


「魔法少女だよ。あなたは?」


「名乗るほどのものでもないんだけどねえ。

縄張りに入ってきた獲物は殺すだけだし。

私の名前はクロウ。なんでここに来たの?」


「.....あなたを倒すため!!

【変身】......!!」


ピンクが変身用のステッキを構える。

だが、手の中にステッキはなかった。


「!?」


上から大量の黒い羽根が落ちてくる。


「なにこの遺物.....。見たことない。

ていうかさっき変身とかいった時に貴方から出てきた

影力....。特殊だね。おもしろい。あの方に差し出してみましょうか。」


ピンクがハッとして背面を向くと、後ろの廃ビルの上にクロウが立っていた。

その背中にはカラスのような翼が生えてきていた。


(まずい....!!ステッキを取られた...!!)


ピンクが焦る。


「てことで一回落ちさせようかしらね」


クロウが攻撃を構えようとする。

ピンクはここから勝つ方法を考えた。


(どうする....!!どうする....!?............あの時のライトみたいなこと

ができれば...!!)


ピンクはマナの出した「赫撃」を思い出していた。


クロウが高速で攻撃する。




ガアアン!!



「いっ.....!!」


ピンクの腕が折れた。


(.......!?この子.....腕だけで受け止めた!?

しかも対応した....。さらにゾクゾクするわね。)


クロウがピンクの首に一発攻撃を打ち、

ピンクを気絶させた。


「残念だったわね。でもまあ....もうちょっと楽しんでもよかったかもね。」


-----------------------------------------------------------------------------


「.......で、ピンクって子が帰ってこなくなったんだね」


神崎さんとアクアが応接室のテーブルに座って話をしている。

オレンジは病床に寝かせておいているらしい。


「はい....家を出てそのまま.....。しかも互いの位置を確認できるステッキ

も反応していませんでした....。」


「..........落ち着いて聞いてほしいんだけど」


「はい....。」


「多分ピンクって子はもうこの世界にはいない。」


「えっ...........」


「別に死んじゃったってわけじゃないよ。

最近調査してたんだけどね、影の世界があるみたいなの。

多分ピンクちゃんはその異世界に迷い込んでしまった。

でも大丈夫。必ず助けるから。必ず。」

                      つづく                 

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