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影葬の箱  作者: いうな
第三章 魔法少女編
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第二十八話 魔法少女

....はあ。結局一人で出てきちゃったよ。


一回家に帰るか。


....意気揚々とキャリーケースに荷物だけ詰めたが、

私は一体どこに帰ればいいんだ?


組織を抜けたから寮も使えない。


故郷の家はもうない。


......金がそこまであるわけでもないしな。

仕方がない。今日は野宿だな。


「キャアアアアアア!!」


...!!悲鳴!?

悲鳴のした方へと走っていく。




そこへ着くと、私は謎のような光景を目にした。

影霊が人を襲っているのだ。


今日は休日だ。人が多い。

しかも、今は真昼間だぞ。

そもそも影霊は日光の下には基本出てこない。

しかも、影霊は常人には見えないはずだ。


...つまり、この世界に何かが起こっている。

それが何かはわからない。

だが、確実にやばい。

退治するか.....?いやこんな人目に付くところで

力を使えない。しかも法師をやめたから

箱の力を使えば組織に即逮捕だ。

どうする.......!!


影霊から影の腕が伸び、

私の頭上へと振り落とされる。


防ごうとした次の瞬間、


「そこまでよ!!」


!?

後ろを向くと、

謎の少女三人が立っていた。

影霊の動きが止まる。


「みんな...行くよ...!!変身!!!」


変身?


突如、少女たちの体の周りが光りだす。


真ん中にいた少女の体がピンク色に光りだす。


それに呼応するように、隣の二人の体も

青と黄色に光りだす。


「最高で最強!!スーパーピンク!!」


「青く光る流水!!マッチアクア!!」


「楽しく元気!!グレートオレンジ!!」


三人の姿が変わり、それぞれの色に合わせたドレスに

衣装が変わる。


「「「三人合わせて....!!」」」


「いや長いわ!!!」


思わずツッコんでしまった。

なのに、影霊の動きは止まっていて、

近くに人がいるのに誰も襲わない。

あいつらがなんかオーラでも放ってやがんのか?


「「「魔法少女、キュートビーム!!」」」


.....魔法少女だあ!?

そんなんテレビアニメでしか見たことないが.....。


「出たわねシャドウ!!私たちで倒してやるわ!!」


シャドウ......影霊のことか。

キュートな世界に付き合うのはそろそろうんざりしてきたぜ。


「あ....あれ....キュートビームじゃない!?」


「わあー本物だ!!いっけえー!!」


そばにいた親子が何やら盛り上がっている。

意外と有名なのか?


「みんな!最初から全力でいくよ!!

必殺.....」


必殺出すの早くない?

もうちょい戦えよ。


三人の方へ謎のエネルギーがたまっていく。

.......なんか変だ。感じは影力に近い。

だがどっちかというと....光?


光がオレンジとウォーターを

挟んでスーパーピンクの両手に集まっていく。


「マジカル.........スパーク!!」


スーパーピンクの両手からビームが飛び出し、

影霊を消し飛ばしていく。

どっちかというと除霊って感じか。

影霊は跡形もなく消え去った。

なるほど、強いな。


でも組織に魔法少女なんて聞いたことがない。

こいつらは個人グループで動いてんのか?

ボランティアみたいなもんか。

でもなんでこんな力持って....


「さてと」


ピンクが私の方を向く。


「大丈夫ですか?怪我、ないですか?」


ピンクが私の肩に触れる。

....?なんだろう、なにか暖かい....体から力が抜けていく感じが....。


「あ、ああ.....」


グゥ~~~。


腹が鳴る。そういや朝から何も食べていなかったな。


「良かったら私の家に来ますか?

ご飯も用意してあげるので」


「ああ....ありがとう。じゃあお言葉に甘えて」


フフッ、っとピンクが笑う。

...正義の味方、か。私には絶対なれねえな。

                    つづく

「最高で最強!!スーパーピンク!!」


「青く光る流水!!マッチアクア!!」


「楽しく元気!!グレートオレンジ!!」

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