1話 行方不明事件
ゆたかは、就職し営業職に就いた。住宅地の行方不明も3年が経ちゆたかは忘れていた。
それほど彼は忙しく充実した生活を送っていた。そんな中、子供の行方不明が発生する。
警察と消防団が子供を探すが見つからない。そして1か月後、住宅街の中で発見され保護される。
その子供も記憶をなくしていた。すぐるからゆたかのスマホに電話がある。
「また、被害者が出ましたよ。」「分かっている。」
「どうしましょう。」「数年おきじゃ見張ることもできないよ。」
「そうですね。何とか食い止めたいのですが。」「それは僕も同じだよ。」
ゆたかは何もできない自分が歯がゆい。そして、1年後、子供の行方不明が発生する。
子供は1か月後、住宅街の中で発見される。またしても子供の記憶が無くなっていた。
ゆたかはすぐるに電話する。
「期間が短くなってきていないか。」「そうですね。今度は1年ですよ。」
「休みの日には住宅街を散歩して警戒しょうと思っているんだが。」「いいですね。僕も警戒します。」
2人は空いた時間を使って住宅街を警戒することにする。そして半年後、すぐるがゆたかの携帯に電話する。
「今、頭に白いひもを付けた子供を発見しました。」「そうか、今からそちらへ行くよ。」
ゆたかは仕事中だったが営業のため外に出ていたのでそのまま住宅街へ向かう。
山の入り口でゆたかはすぐると合流する。2人は走って子供を追いかける。しばらくすると子供に追いつく。
子供は操られているように山の中へと進んでゆく。子供は30分程歩くと足を止める。
子供の前には黒いローブを羽織ったものがいる。ゆたかとすぐるはすぐに人間ではないと見抜く。
ローブを羽織ったものが手を振ると子供と一緒に薄い球状の膜に包まれる。ゆたかはすぐるに言う。
「見張っているから警察を呼んできて。」「分かりました。」
2人はローブを羽織ったものに気づかれないように行動する。
すぐるは山の入り口まで来ると警察に連絡する。
「子供を誘拐した黒いローブを羽織ったものがいます。」「場所はどこですか。」
「住宅街の山の入り口で待っていますので案内します。」「分かりました。このまま待っていていください。」
しばらくするとパトカーが2台走ってくる。それに刑事の捜査車両が2台加わる。
警察官が8人降りてくる。すぐるは警察官を案内する。彼らはゆたかが隠れてみているところへ到着する。
ゆたかが、ローブを羽織ったものと子供がいる所を指さして言う。
「あそこです。」「何もいないぞ。」
「そんな確かにいます。」「私たちには何も見えないよ。」
ゆたかは2人を包んでいる薄い球状の膜が原因だと思い。飛び出し膜に触れる。
すると彼に電撃のようなしびれが走り、昏倒する。すぐるたちが駆け寄るがゆたかに意識はない。
ローブを羽織ったものは何もなかったように佇んでいる。
ゆたかは病院に搬送され、すぐるは警察で事情聴取されることになる。




