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龍神の巫女の助手になる~大学生編~  作者: ぽとりひょん
12章 ある男の秘かな趣味
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2話 歓喜

 樹は離れに行き、アラタの依頼のことを美月と美湖に話す。

 「お祓いの依頼が来たのですが沙衣を指名してきました。」「自分で依頼すればよいではないですか。」

 「そうなんですが、何とかお願いしますと言われまして。」「注意した方が良さそうですね。」

 「はい、そのように伝えます。」

樹が沙衣に連絡することになる。

 「沙衣のストーカーかもしれないわね。」「ストーカーの命が危ういわね。」

美湖の発言に美月が答える。樹は、沙衣を害しようとすればしっぺ返しが来るだけだと思う。

 樹が中野沙衣探偵事務所に電話に電話すると祐二が電話を取る。

 「中野沙衣探偵事務所です。」「樹です。」

 「樹さん久しぶりです。」「沙衣に電話を代わってください。」

祐二は沙衣に電話を代わる。

 「佐伯と言う人からお祓いの依頼が来ています。」「今度は五條に電話したんですね。」

 「やはり、電話があったのですね。」「はい、普通ではないように感じたので断ったのです。」

 「彼は、あなたを名指ししています。」「私のファンですかね。」

 「それなら良いですが気を付けてください。」「分かりました。一度電話してみます。」

沙衣は祐二に愚痴を言う。

 「この前の依頼者、五條に電話したそうよ。何考えているのかしら。」「沙衣が依頼を断った依頼者のこと。ストーカーとかじゃないよね。」

 「そうなら、退治するだけだからいいけど。」「沙衣、殺しちゃだめだよ。」

 「場合によるわ。」

祐二は沙衣が人を殺すところは見たくない。沙衣は、アラタに電話する。

 「佐伯です。」「どういうつもり、五條を巻き込んで何考えているの。」

 「中野先生ですか。」「そうよ。」

 「私を助けるのは先生しかいないのです。」「ほかに優秀な払い屋はいるわ。」

 「私は霊の恐怖から助かるために調べたのです。先生しかいません。」「なら、私のこと詳しいのね。」

 「これまでに強力な怪異と戦って勝ってきたことを知っています。」「あなたの言う霊はそんなに強力なの。」

 「私に知るすべはありませんが、先生なら安心です。」「分かったわ。依頼を受けます。」

 「ありがとうございます。」

アラタは歓喜する。あの中野沙衣が家にやってくるのだ。彼女を迎える準備はすでにできている。あとは彼女が来るだけなのだ。

 沙衣は祐二に言う。

 「今回は普通の依頼ではないわ。気を引き締めてね。」「分かりました。」

2人は準備を始める。相手が霊や妖だとは限らないのだ。

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