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龍神の巫女の助手になる~大学生編~  作者: ぽとりひょん
6章 河童
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1話 河童騒動

 皿無川では、遊泳区域を決め、監視員を置いてから水死者は出ていない。

 関係者はホッとして、川での水死事故が忘れ去られるのを待つことにする。

 キャンプ場には客が戻ってきて、遊泳区域の河原も客でにぎわう。

 そんな中、川で水遊びをしていた男性客が何かに足を取られる。

 男性客は引きずり込まれるように水中に引き込まれる。

 監視員が助けに向かうが、彼も水中に引き込まれる。

 その様子は、ほかの客がスマホで撮影して、テレビで放送される。

 ただ溺れるのではなく、見えない何かに引きずり込まれているのだ。

 5日後、2人は水死体で発見される。

 町は川での遊泳を禁止する。

 そして、キャンプ場は、客足が遠のく。

 しかし、犠牲者はそれで終わらない。

 静かになった河原でアベックが散歩している。

 突然、彼女の足を何かが掴む。

 彼女は彼氏に言う

 「きゃー、何かが足を掴んだわ。」

 「何も見えないよ。」

彼氏が言うと彼女はすごい力で川の帆へ引っ張られる。

 彼女は倒れ引っ張られていく。

 彼氏が彼女の手を掴み、引っ張るがびくともしない。

 彼女は叫ぶ

 「い、いたい・・・いたいよー」

しかし彼氏は手を離すことはできない。

 手を離せば、彼女は川に引きずり込まれるのだ。

 サイクリングロードから見ていた人が駆け付けてくる。

 彼氏は説明する

 「何かに引っ張られているんだ。」

 「手を貸すよ。」

駆け付けた人も彼女の手を掴んで引っ張る。

 だが、びくともしない。

 彼女は、痛みをこらえるが限界である。

 そして、掴んでいた手が滑って離れる。

 彼氏は走って追いかけ彼女に抱き着く。

 2人はそのまま川へ引きずられていく。

 駆け付けた人は警察に電話する。

 アベックは水中に引きずられて見えなくなる。

 警察と消防がアベックを探すが3日後、アベックを水死体で発見する。

 西浦町にはマスコミが集まり始める。

 ネットでは河童の仕業でないかと議論されている。

 町には河童を探そうとやじ馬が集まってくる。

 週刊誌には、河童に仕業と決めつけている記事まで出てきている。

 町議会で河童騒動について話し合われる。

 「これ以上の犠牲者はまずいぞ。」

 「もう遅いのではないですか。」

 「河童は今では悪者だ。」

 「退治するしかないのではないですか。」

 「相手は目に見えないのだぞ。」

 「祓い屋に頼んではどうですか。」

 「それなら神主にお祓いをしてもらっているぞ。」

 「霊などを専門に払う業者がいます。」

 「河童を退治できるのか。」

 「試してみてはどうでしょう。」

 「しかし、訳の分からないのもに町の財源を使っていいのかね。」

話し合いは持ち越されることになる。

 その頃。皿無川の河原には、ビデオカメラを持ったマスコミややじ馬がうろついている。

 中にはウェーダーを履いて水辺をうろつくものもいる。

 その中の1人が足を何かに捕まれる。

 その男は、血の気が引き、助けを求める

 「何かに捕まれた。助けてくれー」

男は水中に引き込まれる。

 その姿は多くのカメラで撮影される。

 しかし、男を水に引き込んだものの正体は分からない。

 河童騒動の中に新たな犠牲者が出たことは、騒動に拍車をかける。

 マスコミとやじ馬の数が増えたのだ。

 すでに観光客は離れてしまっている。

 観光客の代わりにマスコミとやじ馬で町が潤う状況になっている。

 再び、町議会が開かれる。

 議題は、河童対策である。

 「人が集まって、お金を使ってくれているのですからよいのではないですか。」

 「しかし、犠牲者が出ているんだ。放ってはおけないぞ。」

 「祓い屋を頼みますか。」

 「そう言えば、寒沢と言う所で岩山を崩した払い屋がいましたな。」

 「ああ、一時期、話題になっていた。」

 「その祓い屋に仕事をしてもらいましょう。」

 「話題性が高まりますな。」

町で沙衣に仕事を依頼することに決まる。

 夕方、事務所の電話が鳴ると祐二が出る

 「中野沙衣探偵事務所です。」

 「西浦町役場の大石と申します。仕事の依頼で電話したのですが。」

 「所長に電話を代わります。」

祐二から沙衣に電話を代わる

 「所長の中野沙衣です。どのような依頼でしょうか。」

 「皿無川の河童は、ご存じでしょうか。」

 「テレビなどで話題になっていますね。」

 「どうか、河童を退治してくれませんでしょうか。」

 「私は、目立つことを好みません。」

 「受けていただきたいのです。」

 「それなら、騒動が収まってからお受けします。」

 「それでは遅いのです。」

 「ならばほかの払い屋に依頼してください。」

沙衣は依頼を断ってしまう。

 西浦町では、次の払い屋を探す。

 みおの事務所の電話が鳴り、みおが電話に出る

 「みおお祓い事務所です。」

 「西浦町役場の大石と申します。お祓いをお願いしたいのですが。」

 「どのようなことが起こっていますか。」

 「皿無川の河童を退治してほしいのです。」

 「テレビで話題になっている件ですね。」

 「そうです。」

 「分かりました。調べてみます。」

 「一条先生、お願いします。」

みおは依頼を受けることにする。

 しかし、水の怪に自分の力が通用するかは自信がない。


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