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龍神の巫女の助手になる~大学生編~  作者: ぽとりひょん
4章 影から出(いづ)るもの
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3話 沙衣、協力する

 みおは順二に言う

 「しばらくこちらにいることになりそうよ。」

 「どうしたのですか。」

 「浅子、色が無かったの。」

 「無色ですか。」

 「モノクロ写真の様だったわ。」

 「私には普通に見えました。」

みおは自分の手に負えないことは分かっている。

 しかし、放ってはおけない。

 みおは亜香子か沙衣に協力を求めることにする。

 もしかすると黒川の集落は、モノクロの人間ばかりかもしれない。

 そうすると集落の人々に襲われるかもしれない。

 みおは荒事になれている沙衣に協力を求めることにする。

 みおは沙衣にスマホで連絡する

 「みおさん、どうしました。」

 「沙衣に協力してもらおうと思って。」

 「仕事の協力ですか。」

 「いいえ、私からの依頼よ。」

 「何かあったんですか。」

 「高校の同級生からおかしな電話があって、今日その子に会ったの。」

 「何かあったんですね。」

 「ええ、彼女は、モノクロ写真の様に色が無かったの。」

 「普通の人には、わからないのですか。」

 「普通に見えるわ。」

 「みおさんはどうするつもりですか。」

 「彼女は、閉鎖的な集落に住んでいるわ。」

 「みおさん、依頼がないのならほっておいてもいいのではないですか。」

 「そうかもしれないけど、電話の彼女は助けを求めていたわ。」

 「でも、依頼されていないんですよね。」

 「自己満足かもしれないけど、集落を調べたいの。」

 「分かりました。どこへ行けばいいのですか。」

 「坂井町よ。」

 「遠いですね。」

 「私の故郷なの。」

 「分かりました。」

沙衣はみおに協力することになる。

 みおは順二に言う

 「浅子の集落を調べるわ。」

 「それは危険ではないですか。」

 「このままでは帰れません。」

 「私は反対します。」

 「大丈夫よ。助っ人を雇ったわ。」

 「同業者ですか。」

 「私の知る限り最強よ。」

 「それなら安心ですね。」

順二は屈強な男が来ると思って安心する。

 沙衣は祐二に言う

 「仕事よ、坂井町まで行くわよ。」

 「まさか家の立て直しじゃないですよね。」

祐二は赤壁の家がつぶれたことを気にして言う。

 「何を行っているの、みおさんの手伝いをするわよ。」

 「そうですか。」

祐二はホッとする。

 沙衣と祐二は、ロードスターに乗って坂井町へ向かう。

 途中、ビジネスホテルに泊まる。

 祐二が沙衣に言う

 「部屋代もったいないから同じ部屋に泊まらない。」

 「・・・」

沙衣の目が怖くなる。

 「冗談だよ。」

 「あなたは野宿してもいいのよ。」

 「反省してます。」

祐二は謝る。

 翌日、沙衣と祐二は、坂井町のみおの実家に着く。

 みおの両親が出迎える

 みおの両親は2人に言う

 「かわいいお客さんね。」

 「こんな男の子が欲しかったんだ。」

沙衣は戸惑いながら聞く

 「みおさんはいますか。」

 「沙衣、ごめんなさいね。」

みおと順二が出てくる

沙衣は言う

 「みおさんの同業者の中野沙衣と助手の中井祐二です。」

順二は驚く、助っ人は男とばかり思いこんでいたのだ。

 彼は思わず言ってしまう

 「本当に払い屋なのか、高校生に見えるけど。」

沙衣はムッとして言う

 「大学生です。」

 「失礼しました。みおさんが最強の助っ人と言っていましたので男とばかり思いこんでいました。」

みおが説明する

 「彼女は、同じ大学の後輩になるわ。高校時代から活躍していて腕は確かよ。」

 「若いのにすごいですね。」

 「この世界は、年齢は関係ありません。」

沙衣が言う。

 4人は居間に移動する。

 みおが説明する

 「黒城浅子と黒城たくみは、高校の同級生なの。」

 「黒城たくみは坂田村の黒川地区の出身で2人の結婚は浅子の両親が反対して結婚式には浅子の両親どころか親戚も参加していないわ。」

 「その浅子から突然、携帯電話があったの。」

 「電話の中で浅子はパニックになっていて、娘が交通事故で死んだのに生きているというの。」

沙衣がみおに質問する

 「それは、生き返ったということですか。」

 「分からないわ。」

 「その後、浅子は周りにいる人たちに取り押さえられたみたいなの。」

 「そして、携帯電話は切れたわ。かけなおしても浅子は出なかったの。」

 「しばらくして、浅子の携帯の電話番号でかかってきたのだけれども、たくみからの電話だったの。」

 「たくみは、交通事故で娘は死んでいないし、浅子も混乱しているだけだと言って浅子には変わってくれなかったわ。」

 「それから半月後に、浅子から電話がかかってきたわ。それで浅子に会うことになったの。」

 「私と順二は浅子と町のファミレスであったわ。」

沙衣が聞く

 「その浅子さんは、昔の記憶を持っていたのですか。」

 「私と高校時代の話をしたわ、記憶を持っているわよ。」

みおの答えに沙衣はいう

 「浅子さんに何か術のようなものがかけられているか、別のものが浅子さんに成り代わっているかですね。」

 「浅子に成り代わっているとしたら・・・」

 「本物の浅子さんは死んでいるかもしれません。」

沙衣の発言にみおは冷や汗が出てくる。

 「とりあえず黒城さんの家に行きませんか。」

祐二が、状況を理解していないのか気軽に発言する。

 沙衣が言う

 「祐二、理解してる。簡単にお宅訪問とはいかないのよ。」

 「でも、行けば、黒城さんお娘にも会えるでしょ。理由は、たくみさんが知っているのではないのですか。」

 「一歩間違えれば、集落の人々に襲われるわよ。」

 「そうですね。」

祐二は考え込む。

 4人は、ここで議論していても何も進まないことは分かっている。

 順二が発言する

 「祐二君の言う通り、黒城さんの家に行かないと始まらないと思います。」

 「どうやって行こうかしら。」

みおは言う。

 祐二がみおに聞く

 「黒城さんの家をみおさんは知っているのですか。」

 「結婚式の時に行ったことがあるわ。」

 「ならば、昼間に堂々と遊びに来た感じで訪問するのはどうでしょう。」

沙衣が言う

 「祐二の言う方法が一番自然よね。」

みおと順二は同意する。

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