3話 沙衣、スカイラインへ行く
沙衣のガッツポーズに祐二が聞く。
「沙衣、何かいいことあったの。」「合法的に車を飛ばせるのよ。」
「どこを走るの。」「金剛山スカイラインよ。」
「危ないよね。僕は乗らなくていいかな。」「あなたは助手なんだから当然乗るのよ。」
祐二は嫌な予感がする。沙衣がやる気になっていることは良いことだがどこか落とし穴があるような気がする。
「私が、ゴーストカーを抜いて見せるわ。」「仕事はゴーストカーの退治なんでしょ。追い抜いてどうするの。」
「追い抜いたら消えると思うわ。」
沙衣はやる気満々である。祐二は不安を覚える。
翌日、沙衣と祐二はマツダ・ロードスター赤色 令和2年式に乗って、贄浦の町役場へ行く。
沙衣たちに町長が応対する。
「我々は困っているのです。ゴーストカーを何とかしてください。」「ゴーストカーはどのように現れるのですか。」
「車で走っていると前に現れると聞いています。そして、突然消えるそうです。」「分かりました。まずゴーストカーを見てみます。」
「お願いします。金剛山スカイラインは1週間通行止めの予定です。」「早速、行ってきます。」
沙衣はスカイラインの道を確認しながら往復する。しかし、ゴーストカーは出てこない。沙衣は祐二に言う。
「ゴーストカーが出るまで流しましょうか。」「うん、無理しないでね。」
沙衣は展望台の駐車場まで登って行く。すると赤いアルファロメオスパイダーが駐車場を出ていく。
「見つけたわ。赤のスパイダーよ。」「僕には何も見えないけど。」
祐二は、霊に鈍感なため見えていない。沙衣はアルファロメオスパイダーの後ろに着く。するとアルファロメオスパイダーか加速を始める。




