黄色い花
体をずらしながら
扉の方を見れば
黄色い花が目に映える
ツワブキと言う植物の花である
寒さに向かって咲く姿は
自然の中でも強健であると感じさせてくれる
視線をズラして見れば
花の終わりかけの
インパチェンスの赤い花が見えてくる
ちょうど対比させたように手前は赤く奥は
黄色と言う配色が
寒さのなかで頼もしく映る
花は咲いて当たり前の
感覚が人にはないだろうか
植物は簡単には花は咲かず
自然条件が良くなければ咲はしないものである
しかし人が沈んだ心の
ときは花の色さえ
目には入らず
やり過ごしてしまうか
通り過ぎてしまうだけである
ちょっとした自然の変化を見逃さないのも
人が暮らすことへの
大切なものであるとかんじるなぁ