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バレットライン  作者: ピスカ
8/8

邪境

 まずは一体。意外とこいつら柔らかいな。

「京?こんなのに人間は苦戦してるの?」

「まぁ邪境には勇者しか入れないしな。手の出しようがないんじゃないか?」

「そっか。」

この柔らかさだったらアサルトライフルの方がいいな。武器をアサルトライフルに切り替える。

「ユーリ、アサルトで掃討しに行くがお前も行くか?」

「行く!武器ちょーだい!」

アサルトライフルの複製品をユーリに投げ渡す。

敵の中を倒しながら走る。2キロくらい先にでかい砦が見える。目標はあの砦か。

「うち、こっちの方がいいかも!」

「ああ、正直こっちの方が数をいっぱい倒せるな。」

と、走りながらリロードする。ていうかこの数は1000どころじゃないぞ。軽く2万はいる。

「あの砦っぽいね、京。」

「ああ、ていうかユーリお前戦い慣れてないか?」

「そうかな。昔おじさんと一緒に森に入ったことがあったけどその時のおかげかな?」

「今思ったんだがお前の家ってレイナじゃないのか?帰らなくていいのか?」

「そう、私の家はレイナの王城の横のお屋敷。一応貴族なの。」

「は?」

こいつ今とんでもない事言いやがった。レイナの貴族?それ、俺のところにいていいんだろうか。

「それ、大丈夫なのか?」

「あ、うん。基本的には私は自由にしていいってことになってるの。」

「それなら良かった。俺が罪に問われて罰せられたとかになるのはごめんだからな。」

「京のこと大好きなのにそんなことすると思う?」

好きなのはいいが好きすぎて一線を超えたとかもごめんだ。

「ないとは言えん。」

「ひどい〜。」

「前から思っていたが俺のことを好きっていうのはどの目線の話なんだ?」

「恋愛目線、結婚したい〜!」

う、可愛いが今は返事は返せないな。

「返事は世界の邪境を滅ぼしてからな。」

「やったぁ〜!」

 そんなこんなで気づいたら砦についていた。周りにとんでもない量の邪の眷属がいる。

「周りの奴ら、片付けちゃう?」

「そうだな、手早く片付けよう。」

新しく覚えたスキルでも使うとするか。


スキル

『手榴弾』

10メートル以内の敵に爆発ダメージ大を与える。


「『手榴弾』!!」

手に出てきた。ピンを抜いて投げる。『手榴弾』範囲が狭いなぁ。

すると横でユーリが何かを唱え始める。

「『獄炎のごとく炎の神よ、我の願いを聞き届け、地獄の炎で邪の眷属を焼き滅ぼせ!ヘルフレイム!』」

唱え終わると目の前からでかい火柱が上がる。1発で200匹は燃えたんじゃないか?

「おお、ユーリ!魔法を使えるのか!」

「まあね♪すごいでしょ〜!」

「これはだいぶ早く片付きそうだな。って俺も負けてらんねぇな!」

なんだ?武器が解放されたぞ。


邪の眷属一定数討伐により

武器が解放されました!

『聖機関銃{ホーリーマシンガン}』

攻撃力5→120 パッシブスキル 『邪の眷属特化』

装弾数120発


はい出ました!ぶっ壊れ性能の武器。複製させてユーリに持す。

「これは何?京。」

「撃って確かめろ。」

ユーリが連射する、見間違いでなければ敵が爆発している。

「うはっ!!やばいこれ!敵が爆発してくんだけど!」

「作業効率アップだな!」

 あっという間に砦の周りが片付いた。あとは砦だけか。

門を『手榴弾』で壊す。すると中から今までよりもゴツい奴らが出てくる。

「二人で一斉射撃だ!」

「おっけー!」

呆気なく爆発していく、しかもこの爆発周りの眷属も巻き込む。強すぎだろ銃火器。

考えているうちに、最後の5匹だ。

「この群れが最後のようだな。」

「なんか呆気ないね。」

「だな。よしこいつらのカシラを潰すぞ。」

「ついてくよぉ〜!」

砦の中の一つの部屋に椅子に座っている悪魔がいる。

椅子に座ってビクビクしているこいつがカシラだろう。

「おい!」

「ヒッッ!スイマセン、ワタシハマオウサマノシジデウゴイテイタダケナノデス。」

魔王?そんな話王からも聞いてないぞ。とりあえず吐かせよう。

「その指示を聞いたってことは死ぬ覚悟があるってことだよな。とりあえず知っているだけの情報を吐け。」

「そうです!早く情報を言いなさい!」

「ワタシガシッテイルノワレイヤカザンヲワタシノナカマガカッパツサセテイルコトトレインノミズウミノチカニマオウサマノアジトガアルコトダケデス。」

レインの湖ってどこだ?少なくとも俺は見ていない。

「わかった、じゃあな。」

そう言って俺は撃ち殺す。

「レインの湖って言ってたね。」

「だな、だが後回しでいいだろう。残りの国の邪境が先だ。」

大地を見ると元の色に戻り動物たちが走っている。終わったんだな。

「京〜!終わったね!お家かーえろ!」

「急に抱きついてくるな!あと家って言ったか?そんなとこないだろ。」

「うちの屋敷だよ!京なら大丈夫だよ!一緒に住も!」

「いいのか?」

「うん!」

そう話しながら俺たちはレインに戻った。

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