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バレットライン  作者: ピスカ
6/8

無責任な勇者

 玉座にはレイナの王より少し年上くらいの男がいる。

「よくきたな。私はこの水の都レインの王、ユーグ・G・レインだ。」

「あ、ああ。銃火器の勇者の神楽坂京だ。」

一人だと話ずらいな。そういえばレイナの王も真ん中がGだったよな。元々の血族が同じとかか?

すると王、何を考えたのか急に土下座し始めた。おいおい、周りの奴らがすごい顔してるぞ。

「な、何してんだ?」

「レインをお助け下さい!!」

「邪境のことか?」

「はい!」

やっぱりそうか、って町を見た感じだとそんな緊急事態的な雰囲気が感じられなかったぞ?

「国土の半分が邪境になったって本当なのか?」

「はい、実はそれよりも深刻でして。」

「どうゆうことだ?」

これは何か相当やばいことが最近起きた感じじゃないか?

「先日斧の勇者様一行がここに訪れ、事情を話したところ邪境のことを軽視されておりまして。」

「帰ったと。」

「...はい。」

拳剛の奴、何考えてんだ。ここで食い止めて早く終わらせれば元の世界に早く帰れるんだぞ!

「はぁ、わかった。ただし!タダとは言わせないからな。」

王は頭を上げ涙を流しながら笑顔になった。少しは元気になってくれたみたいだな。

「ありがとうございます!ありがとうございます!」

こうして俺は城を後にした。

 しっかし国半分の邪境を相手に俺一人で挑むのか。

とりあえず今日はもう夕方だ、町をぶらぶら歩いて宿に行こう。

ん?なんか人だかりができている。どこだぁ?あの店。

武器屋だ。

「ん、何々?1000年に一人の鍛治職人来国!!」

ちょっとのぞいてみるか。その鍛治職人とやらを見た瞬間自分の目を疑った。

「レイナの武器屋の親父じゃねーか!」

「おお!元気してるか?」

「元気してるか?じゃねーよ!」

やっぱり相当腕のある奴だったんだな。この親父。

「ここの武器屋の店主とは仲が良くてね。度々うちの店舗の方に遊びに来るんだが、今回は俺がこっちに来てやったんだ。」

なるほど、そんな関係だったのか。

「で、あんたはなんでここにいるんだ?」

「そうか、親父には言ってなかったか。こう見えても俺、銃火器の勇者なんだ。」

「「「えっええええええええええええええええええ!」」」

武器屋に集まっていた人だかりが俺を中心になる。

「な、なんなんだ?」

「あんた勇者だったのか!」

「そ、そうだが?」

「すまない!今度からはオーダーメイドでもなんでも値引きさせてくれ!」

いきなりすごいこと言いやがったこの親父!けどここで否定したらなんか悪い気もするな。

「おおマジか!ありがとう親父!」

「おう!またな!」

武器屋を後にし宿屋を探す。来たときから思っていたが美人が多いな!水の都!お、宿屋発見‼︎

 「いらっしゃ...!!お代は要りません!どうぞ!」

「えぇ...」

案内されて部屋に入る。ここまで来ると気が引けて来るな。

 荷物を降ろし、インベントリで今日手に入った武器などを見る。


武器インベントリ 


『猟銃』Lv10 アタッチメント『6倍スコープ』『消音器(サプレッサー)

『アサルトライフル』Lv1 アタッチメントなし

『ハンドガン』Lv1 アタッチメントなし

『ポンプショットガン』Lv1 アタッチメントなし

『テーザーガン』Lv1 アタッチメントなし

『スナイパーライフル』Lv1 アタッチメントなし


なんだかんだ言って色々武器が手に入った!!当分戦闘には困らないんじゃないか?

ついに明日は邪境戦、しっかり休んでおかないとな。

水の都レイン1日目は大人しくベッドに入って寝た。

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