第2話 初ログイン
2話目です、暖かく見守ってください。
さて、俺は7時半に起きて、飯を食い、すぐに自分の部屋に戻った。
その理由は、言わずもがなfree life mythologyのサービスが今日から開始されたからだ。
サービス開始時刻の朝7時と同時にログイン出来なかったのは、少々残念に思うが...。
「さて...早速ログインしますか!」
そうして、俺はベッドに寝そべり、【NEO】のヘッドギアを装着した。
「【NEO】起動...」
そうすると、視界が真っ暗になった。
···ピピッ、そんな音がすると、視界が明るくなった。
まず目に飛び込んだのは、羽が生えた妖精と、マネキンのような物。
おそらく、あのマネキンでキャラ作成するのだろう、すると妖精が、俺に話しかけてきた。
「ハイハ~イ♪ここはキャラ作成部屋だよ~♪あのマネキンを弄ってキャラを作ってねぇ~♪」
流石に一から、身体を作るのはめんどくさいなぁ...と思っていると
「現実ベースで身体を作ることが出来るよぉ♪」
「んー...じゃあ現実ベースでお願い」
「了解しましたぁ~♪」
そうすると、マネキンは現実での俺の身体になった。
それから3分程キャラ設定を行い、髪を水色にして、少し鼻を高くして、目元が優しくなった優人がいた。
「次にプレイヤーネームを付けてくださぁい♪」
プレイヤーネームは、他のゲームで使っている、アニマと言う名前を使用した。まぁ、そのゲームのほとんどがポケ〇ンだが...。
「アニマ様ですね?この名前で大丈夫ですかぁ?」
「あぁ...」
「キャラ作成を終了しますかぁ?」
「あぁ...」
「では、貴方の種族を決めてくださぁい♪」
種族は、人間やファンタジーでお馴染みのエルフ・ドワーフにハーフリング、あとは鬼人族や、竜人族・魔人族などだった。
俺は、無難に人間族を選んだ。
「はい、これでキャラ作成を終わりです、では貴方だけのmythology...神話をお創りくださぁい♪」
妖精がそういうと、俺の身体は光に包まれでいった。
光が消えると、中世ヨーロッパのような街並みが見えた。キャラを作りやっとログインが出来た...。
こうして、俺のfree life mythologyへの初ログインが完了したのだった。