表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
願いは呪いとともに。~退屈で停滞した世界の終わりです~  作者: ぽっp
第一章;共同体は始まりとともに
3/12

共同体は始まりとともに(2)

目がさめるとそこは見知らぬ土地だった

なんて、ありきたりな見出しで始まった

物語は、いわゆる最初からクライマックスだった


「はぁ!ハァ!」


走って、走って、走りつずけてる

目の前を走る金髪、後ろから追ってくる獣

ただ逃げるだけ、なぜこうなったかって?


そんなのこっちが聞きたいっての!!


(わっけわかんない!?)



「・・・い、oい」


「おい、おーい」


耳に入る、音で目を覚ました



少女は目を覚ますと辺りを見渡した

周りは、草木が生い茂り人の手が入ったことがないような、森の中


「やっと目が覚めた!」


その声には聞き覚えがある声だった

声の主の方へ顔を向けると


「よ!、お目覚めですか?」


金髪の少年


見覚えがある少年がいた


「えっと‥あなたは‥?」

「え!忘れちゃったの!!」


ガク


「ショック!?」


金髪の少年はそうゆうと地面に膝をついて落ちこんだ、それに対して少女の方は慌ててホロウをする


「あっ、えっと忘れたわけじゃなくて・・・」


少女はそうゆうと少し考え

自分の記憶を辿り整理する


「ほら、急にあんなことになって……ッ!?」


少女はそういうと急に慌てだす


「そうよ、飛行機!?私たち修学旅行の帰りの飛行機に乗っていて!」

「それで、あのへんな手に「彼」が掴まれてそして私たち!?」




少女は慌てて、喋りつずける

それに驚いた少年が少女を落ち着くように言う



「ちょっ、ちょっと落ち着いて!落ち着いて!」

「そんないっぱい言われても無理だから!」


慌てふためく少女にそうゆうと

そっと立ち上がり


「いや俺もわけわかってないんだって、機内であんなわけわかんない事起きてきずいたら、ここにいたって感じだな」


「まあ、かなりぶっ飛んだ事態だからなパニックにもなりゃしない」


そう言い終わるとともに異変が起きる



「ガッ!?なんだ……これ?!」


少年が急にその場に倒れこみうめき出す

その事態に、ビックリした少女が駆け寄る


「ちょっと、どうしたの!急n…!!」


つずいて、少女にも同じことが起きた

その場で倒れこみうめく


(なに!…これ!!、い…ったい!?)


「ちっ!きしょう!?、なんだよこれ!!」


2人は、全身に凄まじい痛みと頭痛にみまわれた

その痛みは、形容しがたいものであった


(なによこれ!、意識がッ)


2人がその痛みに襲われてから幾ばくかの時が経った、それが一瞬だったのか数十分だったのかはたまた数時間だったのかはわからないが


次の瞬間


「「あっ!/うっ!!」


先ほどまでの痛みが幻だったかのように消え失せていた


または、痛みなんかは本当は感じていなかってのではないか?

錯覚そんな気さえしてしまうほどあっさりと消えていた



「はぁ!はぁ!、・・・なんだったんだよ今の?」


少年がそう呟く


「………」


空を見上げていた


「おい、大丈夫かよ?」

「え、ええ・・なんとか」


しばしの沈黙、沈黙とゆうよりは

状況を整理している時間


2人は、自分たちに起きてることをあるがまま受け止めるしかないと、感じていた

それ故に、少しでも状況を整理しなくてはとゆう思いにかられていた



「とりあえずここがどこなのか?よね」

「そうだな、……」


少年の横顔を見て少女はふと思う


「ねえ、あなたって…」

「お?」

「いえ、なんでもないは」


言いかけたことをやめ少しでも少年から距離を取るように歩いた


(なんか、機内であった時と雰囲気違うような?)


少女が言おうとしたことはそれ、少女は飛行機の中であった金髪の少年と今のこの彼が同じ人物に思えなかったから


(軽い感じがしない?)


少し警戒したように距離を開けた




2人はその場にとどまらずに周りを探索するべく動き出していた


少年は前に歩いて行く少女を見て


(なんか、少し…)


違和感というかなんと言うか

機内であった時とと少し何かが

とゆう漠然としたものを感じていた


「えっと、……」


何を話していいのかと言う感じである


「本当にここどこなんだろうね」

「えっええ、そうねえ」

「この森ん中さまよってからどのくらいたったんだ?」


何をゆうわけでもないが、現状の再確認のような言葉である


「そんなに時間は経ってないと思うのだけど…こうも同じ景色ばかりだとわかんなくなってしまうわよね」

「ですよね!、そうそう俺もさっきからそんな感じがしてて!」


下降気味であった雰囲気を和らげるかのように

少年はテンションを上げていった


「いやー、にしてもここがどこかって言うより、俺らと一緒にいた【アイツ】もこの辺にいるのかな?」

「そう…よね、彼もこの辺にいるのかしら?」

「そりゃいるでしょ!てかいますよ!」


「何たってあの辺な渦?手?見たいのに一緒に引っ張り込まれたんですし!」

「だとしたら、早く見つけて上げないと」


機内で一緒にいたもう1人の少年

彼もこの辺おいるのではと2人は思いその彼を探すことにもした


(今は、機内の時と同じ感じ?かしら……さっきは気のせい?)


(やっぱ、さっきの感じは気のせいかな)


2人は思い思いに互いのことを考察する


「あなたと一緒にいた彼は、友達なの?」

「え、どうしたん急に」

「仲良さげに喋ってたから、そうなのかなって?」

「違いますよ、俺もあの時初めて話したみたいな」

「…そうなの」


互いのことをよく知らずによくもまあんなに

近い感じで話せるもんだと、少女は思った


「にしてもこの辺に何もないなー……?」


少年が歩いてきた方とは別の方へ見る

そこには木々の隙間から見える小高い丘のような

岩場が見えた


「ちょ!ちょ!あそこからならこの辺一帯がみえそうでだよ」

「…あ、そうねいって見ましょう」


少女もその丘を見て頷く


よっしゃ


と少年が丘をの方へ進もうと足を踏み出すと


ベキ!


何か踏み割ったような音が響いた


「何?……ヒィ!」


少女が足元を確認するとそこには

原型はとどめていないがおそらく「人」だったもの無残な亡骸と骨が散乱していた


「なんだよ!これ」


2人が状況がわからずにうろたえておると

後ろの方かうなり声のようなものが聞こえてきた



「ねえ、まずない?今」


少女が引きつった顔で固まっている


後ろを向いてはいけないそんな気がする

少女はわかっていて向くしかなかった

その場から素早く「逃げていれば」足元の残骸のようにはならなかったかもしれない


だが、振り向く強制されるかのように

恐怖に駆られながらその獣を見てしまった

無数の瞳が少女を捉えたその獣は一頭ではなく

目に入っただけでも十数頭

少女は震えた

それから始まった

逃走劇


そして今、2人は丘に向かって走っているそこしか目指す場所がないから


(今すごい顔してる私絶対そう!)

(醜顔よ絶対)


わけもわからず逃げていた目の前の少年は

後ろを振り向かずに前を走る邪魔なものは皆彼が蹴り掴み折って進んでいた


彼がなんとか進んだ道を少女もかける

それが今唯一この場を抜け出す方法だから



「もう!!、誰でもいいから!!」


木々をかき分け丘にたどり着く

だがそれは岩場

崖のように険しく登るのは時間がかかる

つまりは【行き止まり】


終着地点

終わりである


獣の一頭が少女にも向かう


(あ、終わる…こんなとこで?、終わっちゃう!)


「私を助けて…助けなさいよ!?」


キャウン!?


「へ〜、そうゆうのが素ってやつ?」


獣の悲鳴と鮮血


それとともに聞こえてきた金髪の少年とは別のきいたことのある声


探していた件の少年である















評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ