共同体は始まりとともに(1)
少女はい言った「ひどい人」と
男は言った「それでも・・・・しいだ」
「まって!?・・体だ・て・・・」
「夢だった・・・・・だよ」
少女は泣きながら願った
「・・・・・・・・・」と
・
・・
・・・
・・・・・・
少女は、女・・・・呪った
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ハ!?
ここは!
目を覚ますと見慣れぬ場所…
森?だろうか…
(なんだ‥ここ…)
少年は地面に倒れていた
周りを見渡した限り辺り一面木々が
生い茂っている
(なんだ体が重い)
「うぅ・」
状況を確認しようと起き上がろうと体を起こす……
「ガァ!?」
起きだろうとした瞬間体の節々に激痛そしてそれ以上の頭痛が襲いかかった
「なんだよ、…これ…」
意識が飛びそうになる
「ハァ!?」
その痛みが、夢だったかのように
次の瞬間には何も感じなくなっていた
二度目の目覚めのような感覚だ
(なんだ、痛みが消えた途端体が軽くなった感じがする)
そう、先ほどまでの体のだるさがなくなり
体が軽く感じさらに体の奥から四肢に何かが流れるような感じがした
そして
(なんだこの感「!?」)
ブゥン!??
少年はわけわからずかがんだ
その頭上を「何か」が横切る
少年の額から汗が垂れる
(今のは危機感、恐怖感……)
ッダ!
わけもわからずしゃがみこんだ場所から
駆け出した、がむしゃらにその場から離れるために、逃げるために
(なんだ、なんだ!!)
何も考えれずに森の中を駆け抜けた
振り返る時間さえ、惜しいと
直感的に感じていた
(まずい!、何かわからないが何か「イタ」‥)
(俺の後ろに何かが居たんだ、間違えなく「何か」それに対して自分の中で警告が鳴った)
逃げる場所にも、同じような警告がなっていた、方角木々その場に転がっている石ですら自分のとる行動に何かしらの警告が鳴る、自然と警告に従うようにそれらを避けつずけて逃げた…
(あっ、何もなら鳴らなくなった?)
逃げつずけていくばくかの経った時
ふと、警告が鳴り止んでいた
きずけば、周りが見渡せるような小高い丘にいた
そこでようやく、自分が逃げていた方を見る
(あ…!、なんだあれ…)
そこでようやく、自分を追っていたものを知った
巨大な胴体と太い四肢を持ち巨大な顎、爬虫類のような尻尾、漆黒に沈んだ瞳そして、何より特徴的だった
「なんだよあの角…‥」
「角」その特徴的で神々しくも禍々しい真紅に光る「角」
どう見ても、自分の知る現実では見たことも聞いたこともないような姿をしている化物なのにそんな事よりも、その「角」目がいってしまった
「って、そんなんに目をやってる場合じゃねーっつうの」
(よくまあ、あんな化物から逃げ切れたもんだなー)
森で目覚めてから、わけのわからない痛みや化物に追い回されてようやく一息つけたと安堵していた
(にしても、ここはどこだよ)
丘から周りを見渡すと辺り一面、山と森が広がっていた。
ちらほらひらけた場所も見あたるし道のように舗装された場所も見られる
(とは言っても、あんな生き物見たことも聞いたこともないし、まるでゲームや漫画かよ)
「異世界ってやつですか〜」
ここまで、わけわからない事になるとパニックを通り越して冷静でいられるようだ
(ただ、ここからどうしたらいいのだろうかそれにわけわかんないのは、さっきの化物やこの場所だけじゃなくて)
「さっきの俺の中から鳴ってた警告と、あんな化物からよくまあ逃げれたもんだよなー」
そう、普通に考えて時間にして数十分程度全力で逃げつずけれるなんてどう考えても
「おかしいよなー」
そのようなことを考えていると
下の方から人の声が聞こえてきた
「「わぁーぁーー!\キャァーー!」」
声というよりは、悲鳴であった
その悲鳴は、丘の下の崖下の方から聞こえていた
何事かと崖の方へ、かけると目に入ってきたのは
森の中を走ってくる、みよぼえのある2人だった。