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長編小説 2 『魂のクオリア』

『魂が入れ変わっても、変わらぬ愛を誓えるだろうか――』

 ピアニストの水樹(みずき)には指揮者である双子の兄・火蓮(かれん)がおり、彼らは15歳の時に交通事故に遭い、それまでの記憶を失っていた。

 事故から10年後。

 水樹と火蓮はショパン国際ピアノコンクールの会場、ワルシャワで一年ぶりに再会する。

 水樹の予選の結果を待つ間、火蓮は年度末にあるショパン生誕200周年記念コンサートの指揮を執れるようになったと告げた。それは二人が夢に見た舞台だった。そしてそのピアノを水樹に任せたいという。

 久しぶりに会った二人は一緒に酒を飲み、同じ部屋で寝ることになった。その夜二人は服用している薬が原因で同じ夢を見て、次第に意識が交差していく。

 二人とも入れ替わることにほとんど苦痛を感じなかったが、一つだけ決めなければならないことがあった。

 それは二人の幼馴染であり水樹の彼女である風花(ふうか)のことだ。人格が入れ替わっていたとなると、お互いに10年間彼女と付き合ってきたことになる。これの答えを求めるのは、一週間後に迫った夢のコンサートだと決めた。

 二人は肉体との矛盾を抱えながらコンサートを終え風花に迫る。

 予想通り、風花は戸惑いの表情を見せたが、決断を下す前に二人に話があるといった。

 そして彼女は二人が予想していなかった衝撃の事実を告げる――。
第一章 青の静寂と赤の鼓動
プロローグ
2016/08/12 21:29
第二章 青の鼓動と赤の静寂
第三章 藍の静寂と茜の鼓動
第四章 藍の鼓動と茜の静寂
第五章 サイレントブルー&ヴァイオレンスレッド
第六章 ヴァイオレンスブルー&サイレントレッド
第七章 ヴァイオレットと紫のクオリア 
最終章 菫(すみれ)色と魂のクオリア 
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