一週間後の作戦に向けて
「よくやった柊優斗」
「いやただ俺は、あの状況を打破したかっただけです」
「そんな強がらなくて、いいんだ」
「強がってません」
「まぁ~そんなこと言って」
そういって背中をバシバシたたいているのは俺の上官と言っていた風凪亜里沙だ。
亜里沙はすうっと表情を変える。
「さて、話は変わるけどゆうちゃん頼みたいことがある」
「なんです?」
「まあ、これを見てくれ」
そういってテーブルに地図を広げる。
「ゆうちゃんにはここに潜入してもらう」
そういって地図にナイフを突き立てた。
「なんかアレですねそれ」
「あ、あっれてなんだ」
「なんかバカみたいですね」
まあそれ以外の事が脳裏をよぎったがそのことは伏せておいたほうがいいだろう。
「てか、なんで俺なんですか」
「それは、私の一番弟子だからだ!」
「それは初耳なんですけど」
亜里沙は二回ほど咳ばらいをした。
「そ、そんなことだ」
「ごまかしになってませんよ」
「話は終わりだ、ほら作戦まで一週間あるから楽しんでこい」
そういって部屋から閉め出されてしまった。
実際、からかいすぎたと思ったが、あそこまで動揺するなんて思いもしなかったことも事実だ。
亜里沙によると作戦まで一週間あるという話だが何をすればいいのかまったくわからない。
「あら、英雄さんじゃないですか」
振り向くとそこには少女の姿があった。
「きみは、だれ?」
「申し遅れました、姉がお世話になっております。風凪楓花です」
「英雄さんの一週間の暇がないようにお世話するものです」
「姉って、亜里沙さんのこと?」
「とっいうことで自己紹介もこれほどにして、さあ一週間楽しみましょう!」
いかかだったでしょうか?
こんかいでてきた楓花とはふうかと読みます。
では次回は早めにアップすることが出来たらなと思います。
それではつぎにお会いいたしましょう。