プロローグ
これから政治とか出てくるかもしれませんが、政治とか本当にわかんないのでちょっと適当な感じで書いていますが、多少は許してください。あまりにひどい場合は指摘してくださるとありがたいです。
ちなみに、自衛隊も知識は皆無です。
「気合入れろ! 休むな! 自分に厳しくだ!」
「「「はい!」」」
兵長の掛け声で声を出す。私たちは自衛隊で訓練をしていた。
重い軍服を着て、三㎏はする銃を持って何kmも走っている。
きついが、私はこれを苦に思ってはいない。
体を動かすことが好きだし、体もスリムな体型を維持できる。
それに給料だってもらえる。一石三鳥である。それと……
(これによって私の体に眠る力が解き放たれるのだ!)
はい、厨二発言出ました。
二十五歳といい年して頭の中では「そろそろ悪魔がこの世界にやってくる」
とか「もうじき凶暴なる神ダレン(妄想上の人物)がよみがえり、世界は壊される」など考えているのだ。本気で。
……正直痛いよね。
そのせいか、体力はすごくあるにもかかわらず、勉強が出来ない落ちこぼれだった。
キリッとした目、スッと通った鼻筋、引き結ばれた口、ショートの髪はサラサラで綺麗だ。外見がいいとよく言われる。
クールな雰囲気のわりによく笑うし、好意が持てる。など内面もよくて最高だと言われる。
ただ、内面のもっと奥、厨二病のところを見るとみんなサーッと引いていく。
……ちょっと傷ついている。
「おい! 橘! 余計なことを考えずに走れ!」
「は、はい!」
あら、怒られちゃった。
私は考えるのをやめて走り出す。
そして私――橘薫はその後も訓練を続け、クタクタに疲れた体で自衛隊員の住む寮へと帰るのだ。
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「むむむむ……」
寮へ帰った私はこの日もあることをしていた。
「むむむ……はぁ~、今日もダメか……」
寮へ帰るといつも念力が使えるようになってないかなどやってみるている。
この状況人に見られたら絶対に痛々しくて見てられなくなるだろう。
だが、部屋は二人で一部屋。当然私とほかにも一緒に住んでいる人がいる。
「今日もダメだった?」
そう言って苦笑いしながら聞いてくる彼女は二段ベッドの上から覗いている。
私も彼女に苦笑いしながら頷く。
彼女の名前は飯田鈴。高身長で私が見るに百八十はある。
唯一私を分かってくれる人物だ。
最初こそ引いていたが、面白いからいいそうだ。
「そろそろ使えてもいいと思うんだけどな」
「体を鍛えて念力が使えるなら、世の中のボディービルダーは全員念力使いだね」
「ち、違うわ! わ、私がと、特別なのよ」
「え? どういう風に違うの?」
いたずらっぽい笑みを浮かべ私をからかってくる。
もう、またそうやって私をからかう。
「そ、そういえば鈴は彼氏出来たの?」
この前話してた話題で話を逸らす。鈴はピクッと眉を動かして話しだした。
「う~ん、それがね、気になる人はいるんだけど……」
お、いつもと違う反応だわ。これは恋する乙女ってやつね。
厨二病でも色恋沙汰には興味心身なのよ。
「え? 誰?! なんなら手伝ってあげるわよ」
自分でもニヤニヤしているのが分かる。
「そ、それより! 薫は良い人いないの?!」
いつも私をからかってばかりいて、からかわれなかったから急な事態にテンパっている。
なるほど、からかうって面白いね。
私はもう一度話しを戻してやろうと思った。
「う~んなかなかいないわね。こんな性格だしね。
そうだ! その人と付き合って私に男紹介してよ!
それなら私が手伝っても報酬があるからやりがいがあるわ」
「あぅ……」
鈴は何も言えずうつむいてしまった。
か、かわいい……
やばいなにかに目覚めそうだ。
「そ、そういえば今日って魔界とこの世界がつながる日だったよね。
この前話してたよね?」
唐突に話題を変更する鈴。
あまりからかうと可哀想だからやめとくか。
「そうなのよ。正確には何十年に一度の最も魔界と人間界が近づく年よ。
あ~あ、私を魔界の王にするために連れてってくれないかな~」
そう言うと鈴はニコッと笑って、
「そこでイケメンな吸血鬼にでも会えるといいわね」
「その人になら血を吸われてもいい~! みたいな」
二人は笑いあった。鈴も心から笑ってくれてる。
と、そのとき電気が消えた。
「あら、もう消灯なの? 早くない?」
「そうね。まあ、いいわ。寝ましょ」
そう話して二人は明日の訓練のため寝ることにした。
薫は目をつぶり、少し考えていた。
(本当に魔界に連れて行かれないかな~。
なんてね。まあ、いいや。もう眠いし……寝よ)
薫が寝る直前、瞼の向こうでなにか光った気がするが、眠気に負けてそのまま寝ることにした。
結構勢いで書いているので「あれ?」と思ったことは指摘してくださるとありがたいですm(_ _)m