静寂
大弓による攻撃が止んだ
「攻撃が止んだ
諦めたのか?」
「さあな、此方も体制を建て直そう」
「市民達に中央に避難命令が出たぞ」
ギルバート隊長が言う
「なんで今頃、今まで市民の中央避難を訴えてもダメだの一点張りだったのに?」
「どうやら政変が起こって
都市幹部が入れ替わったらしい
今度の都市管理長のローミシュール殿は
話しの分かる人物の様だ
市民の安全は騎士団で対処すると言ってくれた」
「ローミシュールって騎士団長様では?
都市管理長?
それってクーデターでは?」
「非常事態では良く有る話しだ
我々、守備隊も支持して置いた
それより攻撃が止んだ今がチャンスだ
市民を避難させるぞ」
トラブル無く順調に市民の避難は完了した
それから数日間は攻撃も無く静かに過ぎて行った
「静か過ぎて怖いですね
まるで嵐の前の静けさです」
俺はギルバート隊長に話し掛ける
「そうだな
恐らく総攻撃の前だろうな」
そんな話しをしてる時
敵軍から鬨の声が上がる
「ウオオオオオオ
突撃」
敵の第1陣が西城門に突撃して来る
数は約数百人
「アレは破城槌
絶対に門を開けさすな」
此方は弓矢や投石などで応戦する
敵も想定してる為
破城槌の屋根や盾などで防がれ攻撃が効きにくい
「門の前に兵士を増やせ
突撃して来たのは奴隷兵や傭兵だ
魔獣では無い抑え込める筈だ」
奴らが西城門に辿り着いて城門を破壊しようとした その時
魔獣の大弓から火矢が飛んで来た
火矢は破城槌に当たった
ドカーーン
西城門、近くに居た味方も敵も城門ごと吹き飛ばされた
「何が起こった???」
「アハハハ
ジン敵も味方も吹き飛んだよ」
「奴隷など何人死のうが問題無い
代わりなど幾らでも居る」
「傭兵隊、突撃せよ」
戦いはグレシルラント都市内での戦闘に移行して行く




