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INRUI占いを用いて  作者: 黒十二色
実践編
7/12

依存について

「占いに依存しすぎるあまりに、占い師に大金をつぎこみ、借金までしているのに占い師にいいところを見せたくて高額の占いに通い続けている知り合いがいます。その人は、もう真剣に心配してくれる友達の言葉も耳に入らないようです。占いが生む悪循環から彼を救い出すためには、どうすればいいのでしょうか。新INRUI十字法を用いて考えたいと思います。」




では、「占いに依存し、高額な支出を続けている知人を、占いの悪循環から救うにはどうすればいいか」をテーマとして、新INRUI十字法を用いて占います。


引かれたアルファベット(8文字)

F(FINRUI)

C(CINRUI)

B(BINRUI)

J(JINRUI)

H(HINRUI)

Q(QINRUI)

I(IINRUI)

R(RINRUI)


  解釈

1. 現在の印象(F:FINRUI)

→ 彼の状態は「終末」的です。経済的・精神的に追い詰められ、人生の「老い」や「限界」を感じている可能性もあります。占いは、その絶望からの逃避の手段になっているのかもしれません。


2. 最も大きな妨げ・不安(C:CINRUI)

→ 本質的な問題は「孤独」。占い師だけが唯一の対話相手となってしまい、他者からの言葉は届かなくなっています。彼はすでに人間関係を閉じてしまっている状態。


3. 潜在的な理由・背景(B:BINRUI)

→ 人生がバラバラに感じられているようです。自己の一貫性を見失い、自分が自分であることへの確信を持てず、外部の“意味づけ”にすがっている。


4. 理想・願望(J:JINRUI)

→ 実は、「繋がりたい」という思いを強く持っています。心の底では、人間関係の再生や、失った絆の回復を願っているのかもしれません。


5. これまでの現実(H:HINRUI)

→ 一時期は「気品」や「人としての自負」を保とうとしていたはずです。占いを受けることで、自分に箔をつけようとしていた節も感じられます。


6. これからの現実(Q:QINRUI)

→ 今後は「統一と崩壊の岐路」に立たされることになります。秦のように巨大なものに統一されると、崩れるときも一瞬です。大きな経済的破綻や心理的衝撃が迫っている可能性すらあります。


7. 補足(I:IINRUI)

→ 必要なのは「役割の再構築」。彼にとっての“共同体の中での自分”というものを再認識させることが、救いへの鍵になります。彼を孤立から連れ出し、**「あなたにも役割がある」**という実感を与える環境づくりが重要。


8. 最終的結論(R:RINRUI)

→ 最終的には「共感の輪」によって救われます。一人の説得ではなく、**複数人の“優しさの包囲網”**が必要です。本人の心を砕くのではなく、「あなたの苦しみを理解している」と伝え続けることが突破口になるでしょう。


  吉凶評価(F → R)

アルファベット順で F(6番目)→ R(18番目)

→ 拡大・助長傾向(+12段階)/吉兆(前向きな変化)

→ 危機は大きいが、「対人関係によって救われる可能性が高い」という、ポジティブな示唆です。


  まとめと対応策

● 現状の危機

彼は、精神的にも経済的にも限界に近づいており、孤独のなかで占いに依存してしまっている。


● 救いへの鍵

1人で抱え込まず、複数人で段階的に関わること。

「否定」よりも「共感」から入ること。

本人の中に眠っている“つながりたい気持ち”を丁寧に引き出すこと。

占いよりも、本人が“役に立っている感覚”を得られるような居場所をつくること。


  言葉の例

「あなたの気持ち、少しだけわかる気がする。

でも、もし“本当にあなたの味方でいたい”と思ってる人間がここにいたら、

その声をちょっとだけでも聞いてみる気はない?」


占いの“力”を否定せず、でもそれ以上の“関係性”を差し出す。

INRUI十字法は、そう告げているようです。



  感想


 その人は、借金をしているのに、それを全て返して綺麗な体になる前に、占ってもらいたいという欲望と下心を解き放ち、何があっても占いに通い続ける覚悟を見せています。そう一筋縄ではいかないようです。将来的に複数人で段階的に関わるほどの関係の構築が本当にできるのか疑問です。彼の選んだ道を眺めながら、誰もが心配を口にしながら何もできないでいるのです。どう頑張っても共感ができないため、今はまだ、状況が変わるのを待つしかないですね。

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