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PANORAMA PORNO

●インパクトの強さと構成の良さで、「エンタメ性」がより分かりやすい形で開花。


【収録曲】


1.2012Spark (PANORAMA ver.)

2.メジャー

3.FLAG

4.EXIT

5.電光石火

6.ほしきゅう

7.素敵すぎてしまった

8.ワンモアタイム

9.カシオペヤの後悔

10.君は100%

11.Truly

12.ゆきのいろ

13.はなむけ

14.メリーゴーラウンド

15.光のストーリー


 ポルノグラフィティが2012年にリリースしたアルバム。今作は、前作と比べるとロック色の強い楽曲が増えたように思えますが、『2012Spark』や『ワンモアタイム』のように、ストリングスや打ち込み等を用いた派手なアレンジが目立つ傾向があり、「こだわりの無さ」は相変わらずといったところでしょうか。


 また、メロディに関しては、よりインパクトが増したように感じられます。それも、「特定の楽曲が優れている」というよりも「全体を通しての水準が非常に高い」といった印象で、短いインストナンバーの『Truly』を除けば、「全曲シングルレベル」と表現しても差し支えない出来になっていると言えるでしょう。


 アルバム全体を通してのコンセプトはそこまで感じられないものの、所々で「流れ」を意識した構成になっているのも、これまた興味深いところ。例えば、『星球』~『素敵すぎてしまった』は、「きらびやかなパーティーと、それが終わった後の静けさ」を表現しているようですし、最後の5曲に関しては、ある種の「ラブストーリー」を想起させるものがあります。当人達がどこまで意識しているのか分からないところもありますが、やはり、こういった要素があると「アルバムを聴いた」という気分にさせられます。


 明確にインパクトを持ちながら、一つの作品としての構成の良さも感じられる傑作に仕上がっているのではないでしょうか。彼らの持ち味である「エンタメ性」がより分かりやすい形で開花したように感じられるアルバムでした。


評価:★★★★★

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