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JSとJKとOLが異世界で…  作者: ・・・・
1章 異世界へ強制的に招待される
6/16

コミュニケーション




「謁見まだかなぁ…」


 この部屋に来て3時間ただ姦しく過ごしていた。


「とりあえず、ケモ耳さん達とコミュニケーション取らないとだね」


「だね〜」


「ココの言葉覚えなきゃだけど、時間かかりそうだよね」


「ケモ耳さんにアタシ達の言葉覚えて貰えば楽じゃない?ゴメンニャサイみたいに」


「でも、それだとさっき言った奴隷落ちコースとか危なくなった時に内緒話出来なくならない?」


「なるかも」


「じゃあコッチの意思はなるべくジェスチャーで伝えて、ってスマホ持ってる?」


「うん」


「持ってるけどバッテリーがヤバっぽ」


「充電器有るから大丈夫、スマホでケモ耳さん達の言葉を録画しとこ復習だけじゃ無くて共有も出来るし」


「ソーラータイプの充電器って準備良すぎw他にはなに持ってるんですか?」


「ん〜っと、スマホとタブレットとPCとソーラー充電器それとコスメに生理用品、オーラルケア用品にカトラリーっと後はお財布ハンカチポケティとかとか?」


「けっこう持ってますね…」


「ジュリちゃんは?大きいバッグだけど」


「道着と下着の替えとタオル、教科書とノート筆記具に使えない充電器ぐらいかな」


「道着って」


「柔道着ですね、こう見えても黒帯なんです。あと空手と合気道も黒帯だよ」


 うん、安心してどう見ても黒帯に見えるよ。


「さっきのも凄かったもんね」


「うんうん、ジュリさんすご〜い」


「シエラちゃんは?」


「教科書ノート筆記用具とスマホに防犯ブザー、ナイフ、体操着、リコーダーぐらいだよ」


「リコーダー懐かし〜」


「うんうん」


 ってナイフって言った⁉︎まさかあのドラマの影響⁉︎


「とりま、コミュってみないジェスチャーで」


「だね〜、先ず自己紹介して…あと何聞く?」


「ジェスチャーだからね〜むずいよね」


「それに、所変われば意味も変わるし」


「そなの?」


「うん、例えば国内では”おいで“がと外国では”しっしっ“って追い払う意味になったりするし」


「あぁ〜バ◯フクランの白旗だね」


「「ん?」」


「知らないの?ゆーめーな話だよ。白旗は降伏って意味だけど、バ◯フクランだと徹底抗戦だとかオマエらを滅ぼすとかって意味になるんだよ」


「へ〜そんな国もあったんだね〜、ぜんぜん覚えてないよ」


「世界史けっこう好きだけど知らなかったよ、シエラちゃんよく勉強してるね」


「ジュリさんはともかく、リマさんは知ってると思ったのにな〜80年代のアニメだし」


「アニメかよ!」「アニメなの⁉︎」


「その話は置いといて聞く事はどするの?」


「知りたい事はいっぱいあるけどねぇ、今すぐ知らないとって話でもないし」


「じゃあ、とりま自己紹介だけしとこっか」



 っと言う事で、部屋の外にいるケモ耳メイドさん達を連れ込んでっと思ったら全力で逃げられた…なぜ⁉︎


 数分後、メイドさん達とチカン達が部屋に来たので、指で自分を指しながら端的に名前だけを告げた。


 同様にジュリちゃんとシエラちゃんも自己紹介をする。


 最初は困惑しているのか、お互いの顔をみ合わせていたが、3回程繰り返したところでチカンの一人(シエラちゃんを襲ったロリチカン)が私達を一人づつ指差しんて私達の名前を口にした。


 私はもう一度自己紹介をしてから、名前を口にしたロリチカン君を指差し自己紹介を促す。


 すると、ロリチカン君は自分を指差して寿限無バリに長い名前?を言った後誇らしげに胸を張った。


「今のが全部名前かなぁ?辛うじてケモノスキって言うのは聞き取れたけど」


「全部が名前だったら覚えられる気がしないよ〜でも、獣好きって事は好きな物とかも教えてくれてるのかも?」


「いくらケモナーでも4回は言い過ぎだよね、とりまこの人はケモノスキー君でよくない」


「だね、他の子も聞いてみよっか」


 っで私は彼らを順番に指差して自己紹介を催促してみたら…


 全員が寿限無だったよ…


 私達の前には、寿限無なチカン達が誇らしげに胸を張っていた。


 続いてメイドさんにも聞いてみると…


「イ、イヘナニャ」


「ワンニャンニャ」


「ペロマールニャ」


 っと言った後に膝を落として、スカートの前側を持ち上げた。


 コレがこの世界の女性がする挨拶なのかな?ってか名前短いじゃん!ニャが多いけど、まぁ覚えやすくて良かったよ。


 やっぱチカン達のは全部名前?言葉が分からない者同士の自己紹介で趣味とか言わないだろうし。獣好きって言ったのはロリチカンと私にチカンした2人だけだから、もしかしたらアッラーブな方々同じで父祖代々の名前をって可能性もあるのかなぁ…


 自己紹介が終わって、そんな事を考えているとシエラちゃんがモジモジしながら袖を引っ張って来た。


 どうしたのか聞いてみると、小さな声で。


「お、おトイレいきたい…」っと


 コレって聞いて欲しいって事だよね…ジェスチャーで。


 前をおさえるだけで伝わるのかなぁ?それとも片足上げるの?手で何かが出てる様なアクション付きが必要?まさか四つん這いで片足上げるのは…ムリだよ恥ずかし過ぎる。でも、シエラちゃん困ってるし難易度低いのからやってみよ。





 あぁ神様!言葉を使わずにトイレに行きたいっと上手に伝える方法を教えて下さい。


神様へのお願い。

彼女達に良い知恵を授けて下さいませ。


次のお話は明日の20時を予定しております。

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[気になる点] 犬っぽい人達が相手なら片足上げればいいのでは?
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