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JSとJKとOLが異世界で…  作者: ・・・・
1章 異世界へ強制的に招待される
2/16

この世界は腐ってる!




「この耳マジもんだ…ってそんな事よりも」


 っとJKちゃんは押さえ付けていた(JSちゃんを泣かせた)チカンを立たせてローブを引っぺがしJSちゃんの濡れた膝にかけて。


 チカンを手際よくパタパタと布団みたいに、三つ折りにして土下座の姿勢をとらせた。


 そして、耳を掴み「ごめんなさい」を繰り返し、さらに自分の口を指差して繰り返す。

今度は、チカンの口を指差してまた繰り返す、すると言わんとする事が分かったのかチカンは…


「ご、ごめん、にゃさい」


 と弱々しく鳴いた。


 がそれで許される訳も無く、チカンの額を床に押し付け「ごめんなさい」を繰り返させ、途切れる度にお尻を打ち据えた。


 何十回と繰り返させたころ。


「コレくらいで許せる?」


 と言う問いに、JSちゃんはビクッとした後コクコクと頷いていた。


「そ、分かった」


 とチカンを立たせて、怯えた様に身を寄せ合う仲間の方に追いやる。


 がナゼかチカンは名残惜しげと言うか、お預けをくらった犬の様にチラチラと振り返りながらトボトボと仲間のもとに歩いて行った。


 JKちゃんが怯えた者達を見ながら、投げられたチカンと蹲るチカンを指差す。


 チカンを回収した怯えた者達は、こちらをチラ見しながらコソコソと小声で話し合いを始めた。


 また放置ですか…今までの流れを纏めると


 拉致→放置→チカン→折檻→放置→???


 コレってループしてるのかなぁ…


 神様がいるなら、話を進めてくれる救世主をお遣わし下さい。


 などと存在を信じていない神様に願い事をしていると。


「お姉さま、あの耳って本物だったの?」


 JKちゃんをお姉様と呼ぶJSって…


「たぶん?生暖かったし、ピクピクしてたし、引っ張ってもとれなかったし」


「じゃあ、被り物でもメイクでも無いんだよね?」


「って事は、地球には他の哺乳類から進化した、別の人類がいるって事なの⁉︎」


「お姉さん…もっと単純に考えてよ。見知らぬ場所+謎の言語+生ケモミミ=異世界召喚!ファンタジーだよ!!ラノベだよ〜!!!」


空想(ファンタジー)とか虚構(フィクション)じゃなくて現実なんだよ?それならアの国が隠蔽してたとか、遺伝子操作で産まれた新人類って方がまだ現実味があるよ」


「それだと、アタシらが拉致られる理由なくない?」


「ないけど、異世界なんて物理的にありえないでしょ!」


「諺にもあるよね。事実は小説より奇なりって」


「たしかに奇妙だけど…」


「それに、奇妙じゃないファンタジーとかフィクションなんて面白くないよね。例えば桃太郎の話をお姉さんタイプの人が書いたら、どんぶらこと大きな桃が流れて来ました、が重くて川からあげられませんでした…とか桃を切ると中から窒息死した子供の…とか中から子供の斬殺死…とかキジにきび団子を食べさせると、ノドに詰まらせて天国に…とかって話しになるよね?そんなのだれがワクワクするの?だれがドキドキする…かもだけど方向違うし。小説が現実に人に良くも悪くも夢や希望や知恵を与えることもあれば逆もあるんだよ。小説は作者から産まれるけど、現実は78億人の想像力から産まれた合作なんだよ、小説よりも変なの当たり前じゃん。人の想像力に限界やありえないことがないなら、現実の可能性も無限でありえないことはないの。だから、ファンタジーもフィクションも異世界召喚も世界衆道化計画も起こる可能性があってありえないことじゃないんだよ!」


「わ、分かった、分かったから。ごめんね、だから落ち着いて、ね…って最後変な計画が入って無かった?」


 あれ?JSちゃんの言った事ってリアルとフィクションの区別が付か無いとも取れるよね?そう言う人の事何て言ったっけ…


「そーいえば!さっきあのチカン“ごめんにゃさい”って言ったよね!ネコタチなのネコミミさんタチなの?」


「ごめんにゃさいって言ってたね」


「ってことは、やっぱネコタチだよね」


「確かに猫系の人達かもだけど、ただ単に“な行”が“にゃ行”なる人達って可能性もあるよね」


「あぁ、終りの人達の方言みたいな」


「じゃあ、おわりの人達って先祖はネコタチ⁉︎」


「そんな事はないよ…たぶん耳普通だったし」


「だよね〜、ネコタチも気になるけど。今はおパンツ早く脱ぎたいよ…ヌレヌレのぐしょぐしょのベチャベチャなんだよ!お股がとっても気持ち悪いよ〜」


「着替えはあるの?」


「おパンツはないけど、コレがあるから」


「それって体操着?私の頃とだいぶ違うね」


「アタシの時もこんな感じだったよ、もう少し短かった気がするけど」


「へぇ〜、お姉さんの時はどんな感じだったの?」


「ブルマーだよ」


「ちょうちんの?」


「そんな昔じゃないよ!普通のだよ!」


「普通ってピチッとしたやつ?」


「そうだよ」


「ラノベとかで、セクハラの代名詞とか、履いて出歩くと公然ワイセツ罪になるとか、大きなお友達がハァ〜ハァ〜言いながら買いあさる。あの伝説ブルマー⁉︎フィクションだと思ってたのに実在したなんて…」


「セクハラ時代だね1960年から30年以上も続いたって授業で聞いたよ」


「セクハラ時代ってなに⁉︎どんな授業なの⁉︎」


「倫理政経だったよ。先生の昔話で、“あの頃は良かったセクハラ何て言葉は無く女生徒は公然とエロい格好をしていた、指導と称して身体を触るのも、体罰としてお尻を叩き鳴かせるのも自由だった。当時、高校教師は一種のステータスで女生徒の親姉妹に至るまで凄くモテたんだ、補習と称して処女航海を手伝うのは日課になっていたよ。そんなセクハラ時代が本当にあったんだよ!倫理を説く者としても人としても決して許すことが出来ない時代だ!多くの教師が無謀な航海に出て波にのまれ消えて行った…そんな教師はもういないっと言い切りたいが世の中に絶対は無い!でも安心して欲しい私はキミ達の身体に微塵も興味が無い!何故なら私はヒンヌー教徒でキミ達より若い子が好きだからだ!!因みにチェリーボーイ、DTの事を略してチェリーと言うが元々はチェリーは処女の事なので、男がチェリーと言うと海外ではソッチ方面だと勘違いされて、青い牡蠣の中でオリーブの首飾りを聞きながらチークダンスを踊るハメになるから注意する様に”って最初の授業の自己紹介っで語ってた」


「お姉さん、ヒドい時代で育ったんだね…」


「そんな教師が倫理教えちゃダメでしょ!それにそこまで酷い時代じゃないよ!」


「でもピチッとブルマーでしょ?」


「うん…」


「旧スク着てたよね?」


「…うん」


「体罰もあたんでしょ?背中に大きな定規入れられて“ほらもっと胸を張れ!そのエロいチチで俺を誘惑して見せろ!”って」


「…うん〜???って無いよ!体罰はソフトなのが有ったけど、AVみたいな体罰はないよ!」



 っとこのタイミングでチカンズがこちらに向かって来た。


 私達の前に来ると…土下座で


「「「ごめんにゃさい!」」」


 からの、腹見せで


「「「ごめんにゃさい!!」」」


「なんだ話せるじゃんにほ…」


「あぁぁぁっ!!!!」


「なに⁉︎」「どうしたの⁉︎」


「犬だった…あの人タチ、ネコじゃなくて犬だった」


 っと言って股の間にシッポを挟んだ姿(2人ほどユサユサと振っているけど気にしてはいけ気がする)を指差した。


「今はどっちでも良くない?」


「わたしは犬よりネコ派なのネコタチのジャレ愛タワムレ愛カラミ愛が好きなの!」


 あぁそー言う事ね…


 分かった、なんか分かっちゃった。


 分かりたくないけど…分かっちゃったよ。


 JSちゃんは修道女じゃなくて衆道女なんだね。


 病じゃなくて腐ってる子なんだ…


 実る前に腐るなんて…現実は小説より腐ってる

次のお話は明日の20時を予定しています。

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