風呂スラプレイと発明家
この世界に来て15日私達の時間的感覚では2ヶ月がすぎた。
未だに謁見の”え“の字もない…
私達が住んでいる建物はロの字がたで一辺が500mぐらいある。
建物の周りは森に囲まれ、町までは歩いて1日かかるらしい。
森に行ってみたいっと言ったら、ダメだと言われた、森にはとても危険な動物がいるそうだ。
ここでの生活は…けっこう快適だ、食事以外は。
掃除も洗濯もメイドx3ではなくスライムさんがやってくれる。
初めは抵抗があったがスライムさん風呂にも慣れた…っと言うよりスゴく気持ちいい♪
バスタブに温度調節機能があって、常に快適な温度に保たれ、浸かっているだけで汚れや老廃物を食べてくれる、だけじゃない角質の除去やスキンケアもしてくれる♪
クレンジング?化粧水?そんなの要らないよ、シャンプーもリンスもコンディショナーもボディーソープも要らない!
ドロっとした感触なのに湯上がりサラサラ、バスタオルどころかドライヤーも要らない!
スライムさんを地球に持って帰ったら、沢山の人が職を失うが、全ての女性は大喜びすると思う。
個人的な感覚ではあるが肌年齢が20歳は若返った気がする(笑)
因みに耳掃除や歯磨きもスライムさんがしてくれる。味はちょっと甘い
スライムさん汚いとかキモいなんて言ってごめんね。
今では私も立派なスライムさん依存症です、もう貴方のいない生活には戻りたくありません。
「リマさん聞いた?」
「なにを?」
「メイドx3って服着たままスライム風呂入ってるんだって」
「⁉︎アリなの⁉︎」
「服も身体もバッチリキレイだって」
「私早速試して来る!」
「ダメだよ!そんな事したら…大きなお友達の楽しみが無くなっちゃう!」
「そんな人達の楽しみは要りません!」
「…そうだね、あっ!入るなら薄着の方が効果高いらしいよ」
「そなの?教えてくれてありがと」
(フッフフ…巨乳美女のヌルヌル濡れスケ入浴シーンは、大きなお友達のいい鴨になるよね。そして今ごろジュリさんも…ジュリさんは…ついてたら衆道女(わたし達)のいい鴨になったのになぁ)
「シエラちゃんも一緒に入る?」
「えっ?」
「ほら、おねショ…じゃなくて、おねロリ?って言うんでしょ」
「それって、誰トクなの?わたし衆道女だよ!それにおねロリってなに⁉︎リマさんはロリコンなの⁉︎」
「んなわけないじゃん」
「でも、おねロリって」
「お姉さんとロリっ子だから」
「お母さんより年上なのにお姉さんはないよ!」
「えっ…私ってシエラちゃんのお母さんより年上なの?」
「お母さん32だもん」
「じゃあ、ギリセーフ…」
「アウトだよ!立派なおばさんだよ!」
「…そんなことな…」
「あるよ!じゃあリマさんが子供の頃友達のお母さんをなんて呼んでた?」
「…お、お姉さん?」
「ウソだよね!おばさんって呼んでたよね!」
「…ほら、私まだ結婚してないし。だから、おばさんよりワンランク下の…おじょーさんぐらいで」
「若返り過ぎだよ!」
「お嬢さんじゃなくて、お女さんだよ!」
「違いが分かんないよ!」
「嬢じゃなくて女って書いてさ、おじょーさんで」
「ビミョウすぎて聴き分けられないよ!」
「全然違うよ、乙女さんとお留さんぐらい違うよ」
「そんなのいいから!風呂スラと遊んできて!」
「気持ちよかった〜」
「サッパリした?」
「うん、サッパリしたよ〜」
「さっきメイドx3が来て言葉の勉強するっぽいこと言ってたよ」
「いつ?」
「リマさんがお風呂入る前に聞いたから…もうすぐじゃない?だからその痴女っぽい服を
着替えてね」
「入る前に教えてよ!」
(リマさんのこだわりのせいだよ)
30分後
ノックの後、メイドさんと共に現れたのは…
「(クチャクチャ)ワシは(クチャクチャ)レクス・タリ・(クチャ)オーキスじゃ」
「リマです」
「はぁ?」
「リマです!」
「はぁ??」
(すっごいお爺ちゃん来たね…)
「リマです!!」
(口はモゴモゴクチャクチャして、耳が遠いなんて…お爺ちゃんお爺ちゃんしすぎ)
「はぁ???」
(ボケてるのかなぁ?)
「リマです!!!」
「ワシはボケとらん!!」
「聞こえたの⁉︎」
「はぁ?」
「聞こえてないの⁉︎」
レクス・タリ・オーキスという、変なお爺ちゃんだった。
次のお話は明日投稿する予定です。
誤字とか教えて頂けたら嬉しいです。




