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JSとJKとOLが異世界で…  作者: ・・・・
1章 異世界へ強制的に招待される
12/16

長い1日とペドの惑星




「ヒマだね〜」


「だね〜」


「リマさん充電器貸して〜」


「窓際にあるから使って」


 私達は異世界で暇を持て余していた。

 暇過ぎてグデグデにダレていた。

 シエラちゃんは、アレやコレやテンやワンやの大騒ぎで一瞬も無駄に出来ないっと語ってくれたが。

 ソレから4時間何も起きない。

 あった事と言えばメイドさんが、テラスの窓を閉めようとした事ぐらい。

 

「イベントまだかなぁ」


「ココに来て8時間ぐらいだからね、もう少し待ってみよ」


「ってか8時間でヤった事って…拉致られて、チカンと食事して、メイドx3とゲームして、ってそれだけだよテンポ悪すぎない?」


「ところでシエラちゃん何作ってるの?」


「磁石と日時計だよ」


「なつ〜い、子供の頃やった気がする」


「小学校の時、理科でしたなぁ。そう言えばあの頃、男の子達が“理科ちゃんと勉強した?“とか”ねぇちゃんと風呂入った?“とか“ウチのネーちゃんパン作れるよ”とか「ココで履き物を脱いで下さい“なんてぎなた言葉あったなぁ」


「アタシの時もありました。校長先生が廊下でキンタ◯大冒険を熱唱してたから覚えちゃいましたよ」


「酷い小学校だったんだね…」


「いえ、高校のですよ」


「教師と言いその高校大丈夫⁉︎元総理の奥さんとかが理事してない?」


「昨日、男子が“AK◯センターがちんこ争奪戦!めっちゃ楽しみ〜“って言ってたけど…女の子にない物をどうやって取り合うの?」


「「……」」


 男の子達はどっちを楽しみにしてたんだろ…でもシエラちゃんは的確に男の子達の欲望を組みと取っちゃってるよね。


 ぎなたの話から来てるならシエラも理解してるって事とだよね?って事とは…


「ふひっ、でーきた。太陽がそこで…南があっちだから…12を北にして…今は1時ぐらいだね」


「スマホだと15時だから時差は3時間か〜」


「ねね、ヒット◯ブローしよ。わたしがリマの当てて、リマさんがジュリさんの当てる感じで」






テッテケテレレレッテテケテケテ…


「着信?」


「アラームだよ。シエラちゃん日時計見てくれる?」


「は〜い。…あれ?ぜんぜん動いてない?ってかもどってる感じ?」


「も、戻るってなに⁉︎」


「どのくらい戻ってるの?」


「え〜っと、ちょっと待ってね〜……3〜4°ぐらい?」


「いやいやいや、角度とかどうでもいいじゃん!時間戻ってるんだよ!!ありえなくなくない⁉︎」


「あり得なく無くはないってか、当たり前よ」


「なんで⁉︎」


「なんでって、ここ南半球だから?この部屋に来た時の影の位置と今の位置見ても動き逆だし」


「!、???」


「ジュリちゃんココ座って、このテーブルがこの星ね。っでスマホが太陽だとして東から西へ、ジュリちゃんから見ると左から右へ動くよね。じゃぁ私から見たら?」


「右から左…じゃぁじゃぁ、あの歌は南半球の歌なのだ?」


「…東から西は変わらないよ。それよりもこの星の1日が約105時間ぐらいある方が問題だよ」


「105時間ってなに⁉︎」


「1時間で動いたのが3〜4°って事は360°になるまでの時間は90〜120時間。だからココの1日は約105時間ぐらいかな」


「1日が105時間だから地球の…4.4倍⁉︎じゃぁ1年は…1600日⁉︎」


「自転が4倍で公転も4倍って事はない…事は無いけど。太陽との距離で公転は変わるけど自転は距離で変わらないんだよ。…でもそれで計算してみるよ、暇だし」


「わたしも見てていい?」


「っと言ってもエク◯ルで単純計算して表作るだけだからね。先ずは…ハビタブルゾーンが√光度で√はSQRT…太陽系のハビタブルゾーンの中心が1.35auで…太陽から地球までの距離が1au…ハビタブルゾーンの幅を1〜1.7と仮定して…光度は1〜10倍まで…光度をタテ距離(au)をヨコにして…地球基準で距離と自転公転が比例するとして…その横にケプラーの第3は√au3乗…ルート英雄参上?…最後に式を下までコピペして…終了〜って2人とも起きてよ!私がイタい人みたいじゃん」


「途中までは分かったけど、エク◯ルあたりから意識がね…」


「うんうん」


「それド初っぱなだよ!」


「まぁまぁリマさん落ち込まないで、ね。それで、結果はどうでした?」


「ジュリちゃんの説でいくと、あの恒星の光度は太陽の10.5倍で距離は4.37au公転周期は1597日かな」


「予想大正解ですか!!」


「でもね、距離が4.37だとルート英雄参上的に公転周期は3340日になっちゃた」


「にゃ⁉︎ココの1年はわたし達の9年!!」


「生後2歳で高校卒業するの?」


「じゃぁ、チカン君たちはリアルショタ?」


「ショタってかペドだね。私もね、だって4才だもん♪」


「「それキモい!」」


「2人共酷くない?」


「それより冬がヤバくない?2年以上も雪の中ってなんて地獄?」


「うわぁ、サイアク」


「1日が105時間で1年が3340日ってしんどいわ〜」


「そんな2人に朗報です!」


「「なになに?」」


「日時計の角度を測って再計算したら、1時間で3.52941°でした」


「「えっ…」」


「ココの1日は約102時間!最初より3時間も短くなりました〜パチパチパチパチ…ってそれでも長いよ!長過ぎるよ!」


「リマさん落ち着いて、ね」


「リマさんもペド仲間に入れてあげるから」


「ごめん、この歳でペド入りはかなりキツい。精神的にムリ」


次のお話は明日投稿する予定です。


誤字とか教えて頂けたら嬉しいです。


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