締めたいのはネクタイじゃなくて貴方の首なんです
早朝、とある家庭では明るい声と夫のニヤけ面が見受けられた
「貴方〜、ネクタイ緩んでるわよ!」
そう言いながら、玄関にいる夫に駆け寄る妻
この光景は至って普通だ、どこの家庭でも見られるような、仲の良い夫婦の日常の一コマである。
ただ、他の家庭とは明らかに異なる部分が一つだけある。
それは、、、妻が夫の首を絞めたいと考えている部分である。
出勤した夫を見送った後、妻はずっと考えていた。
どうしたらあの人の首を絞める事ができるのだろうか?
あの人は朝から晩まで働いている、チャンスがあるとするのなら出勤前のネクタイを結ぶタイミングか、夜しかない。
しかし、夜は自身も眠たくなってしまうため却下
以上の事から、決行するのなら出勤前
妻は、明日の朝首を絞める事にした
次の日の朝、前日と同様のセリフを妻は言った
「貴方〜、ネクタイ緩んでるわよ!」
その声は、心なしか前日よりも喜色がかっていた
妻はいつも通りネクタイをキュッと締めた後に、夫の首に手をかけ、、、絞めたのだ。
満面の笑みを浮かべる妻に、訳がわからないといった様子で妻の手首を掴む夫
妻は言った、「私、、、首フェチなの」と
そう、妻は首フェチだったのだ。妻にとって夫の首はドストライクの首であり、絞めてみたい首であったのだ。しかし、そんな事をしては夫から狂人扱いをされるか、そのまま捕まってしまうだろう
しかし、妻の欲求は限界突破してしまったのだ。そして首を絞めてしまった。
だが、いくら首を絞めてみたかったといっても殺したいわけでは無いのだ。妻は我に返って夫を見てみると、、、
なんか夫が興奮してた!?
夫はこの状況下でハァハァ言いながら興奮していたのだ。そう、夫も一癖ある人物で、超がつくドMだったのだ。
それからお互いに一悶着あったものの、夜のレパートリーに首締めが増えて、元の生活に戻りましたとさ。
おしまい
思いつきで書きました