不倫大好き侯爵夫人アイリス・ブックパディーに婚約者をNTRまくる件について
侯爵夫人アイリス・ブックパディーは社交界きっての花である。
見目麗しいその姿と優雅さすら感じさせる穏やかな気性。
また音楽を愛するという風雅な一面も持ち合わせており
傍目から見れば彼女は実に完璧な淑女であると言えた。
そうとある悪癖以外は。
それは常習的に行われる不貞行為である。
彼女アイリスには生来人をたらしこむ癖があった。
そして自身悪気は全くと言っていいほどにないのだが
彼女が快く思っていない相手をふと無意識のうち悪役に仕立て上げつつ
気がつけば彼女の崇拝者とも言えるであろう
彼女に恋をする数多取り巻きのような連中の男達が
我こそは愛しのアイリス姫を守る騎士だ
(本当は格好いい所を見せ付けてあわよくばエッチしたいだけなのにネ)
などと豪語しつつ集団で寄ってたかっては
アイリス姫の敵対者と認定された者を袋叩きにするのである。
メタ的な表現をするとすれば悪役令嬢の婚約者を横取りし
同時攻略した男達を引き連れて悪役令嬢に苛められたと被害者ヅラする
ヒロインちゃんさながらといえよう。
上記の理由に加え流されやすいその性格も相まってか
自らを守ろうとしてくれた相手の誠意(という名のスケベ心)
に応じようとした結果が
幾度と行われた不貞行為そのものなのであった。
また音楽を含め芝居などの芸術も解する彼女は
自らの家屋敷で行われるサロンのような催しを定期的に開いており
そこへ招き入れ宿泊滞在させた芸術家達のパトロンと称し
彼らと度々関係を持っていたのは業界内でもかなり有名な話である。
「大丈夫なのかしら…そんな人で」
そんな噂を聞きつけたとある伯爵令嬢は一抹の不安にかられていた。
何故ならば自らの縁談話を取り仕切るのは
かの侯爵夫人アイリス・ブックパディー当人だからである。
「私の婚約者ももしかしたらこの人に盗られてしまうのではないかしら…」
「まさか!アイリス様はご結婚されておりますのよ?したとしても一時的な火遊びに決まっていますわ」
アイリス側はそうだとして果たして男達もそうなのだろうか。
「…」
ほどなくしてとある伯爵令嬢の婚約が破棄されたのはもはや言うまでもない。
なんか身近にこういう人(人の好きな物を真似したり横取りするのが好きな人)
いたなーと思って書きました。
性格的にはベルサイユのばらで言うとロザリータイプのヒロインちゃんですよね。
こういうタイプの女性から敵認定されると結構大変です。
仕事を辞めたので久々にこういうものを書く余裕が出来ました。
ちゃちな文章ではありますが(文章自体書くのが苦手なので途中で投げてるっていうね)
ここまで読んで下さって有難う御座います。