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第一話 突然ですがあなたは死にます

初めましての方は初めまして

そうでない方はこんにちは ティナと申します

今作品は投稿スタイルをガラリとかえ少し読みやすくしたつもりですがそれでも読みにくいかも知れません

 ほんのさっきまで家でゴロゴロしていたはずだ


  火曜日は見る番組が無いななんて思いながら携帯をいじっていたよな


  飲みかけのロイヤルミルクティーが冷蔵庫に入ってるから取りに行こうとしたんだっけ


  そしたらいきなり意識が朦朧として


  そして気がついたらよくわからない場所にいた


  一面真っ白な世界 ほんとに何も無いな


 何があったんだろ 俺死んだのかな……脳梗塞とかそのへんのよく分からない病気でぶっ倒れたとかかな よくわかんないけどさ


  まあ、それはいいよ 考えたって何も浮かばないからな


  それより目の前で俺のことをガン見してるこの幼女は誰だ


 こんな綺麗な金色の髪をしたツインテールの幼女なんて見たことないぞ


 顔は……まあまあ可愛いな ロリコンじゃない俺が目覚めそうなくらいだな


「目覚めたか少年よ」


 いきなり話しかけられ少しキョドる


  コミュ障ではないんだがな 正体も何もわからないやつに話しかけられたらさすがにビビるだろ 多分学年で一人いる先生にめっちゃアピってる系のパリピでもキョドるだろ


「お前さんは何時間寝てるんだ もう20分もこんな何も無いとこで待ってたんだぞ」


「20分しか待ってないんだったら1時間も経ってないよね」


「そんなことはどうでもいいんだよ少年」


「幼女に少年なんて呼ばれたくない 俺の名前は神坂慧人かんざかけいとだ 慧人と呼んでくれ」


「何を言う、神は幼女じゃないぞ!神は神なのだ」


  頬を膨らませながら怒る自称神 こいつ……頭おかしいのか


「神(笑)さんよ なんで俺がこんなとこにいるんだ?」


「神の後に(笑)を付けるな!!」


「じゃあ、自称神?」


「ちがうもん……ほんものだもん……神は嘘ついてな いもん……」


  半泣きになりながら神は言った


  さすがにこれ以上はやめておこう


「まあ、それは置いていてだ 俺はなんでこんなとこにいるんだ?」


  さっきまでとは違い真剣な顔をした神

 そして神は衝撃の事実を言う


「お前さんもうすぐ死ぬぞ」


  なにか言おうとしたけど少し黙る そして口を開こうとしたけどやっぱり黙る


「どうした慧人 驚きすぎて声も出ないか?」


「そうだな それが本当のことなら……童貞卒業したいなとか思って……


  俺が言い終わる前に神が口を挟む


「それがお前の死ぬ原因だぞ?」


「へ?」


  なんかすごい声が出た 過去最高の驚きだわ


「まあ、正しくは違うんだ お前さんは誰とも付き合ったことがなかった そして、誰一人も好きな人ができなかった その事からお前の中に人が生きるための力 『LOVEパワー』が尽きようとしているのだ」


「それが尽きたらどうなるんだ?」


「すごく不幸な体質になる お前はそのせいで半年後に死ぬんだよ」


「半年か……海外旅行に行ったことなかったし バイトしてお金貯めて行ってこようかな」


「何を諦めてるんだ慧人 神はお前を救おうとしてるんだ」


「具体的には?」


「慧人にはこれから恋愛をしてもらう!生き延びる条件はただ一つ半年以内に一人と付き合う そしたら一ヶ月寿命が延長するからそこからプラスで六人 合計七人と『同時』に付き合うことが出来たら慧人は生き延びることが出来るんだ!」


「それすっごい最低なことを俺にしろって言ってない?」


「それが生き残るための条件だから仕方ないんだよねと、いうより慧人みたいな例は過去見たことがないよ」


「でも、七人同時に付き合うのか それって現実的にすごい難しそうなんだけども」


「ふっふっふ〜 神が何も考えてないと思うかい? ちゃんと君のために救済措置を用意したよ」


「それって、人数でも減らしてくれるのか!?」


  俺はそんなことだろうと思ってた

  だが、神が言ったことは思いもしなかったことだった


「お前の人生にセーブとロードが出来るようにした エロゲみたいにフラグを回収し七人と結ばれるまで人生をループしてきてね」


「へ?」


  今日二回目のへ?


 そりゃ、そんな声も出るわ セーブとロードって何なんだよエロゲかよ エロゲみたいにって言ってたしほんとにエロゲなのかもしらんな


 ま、そんなことはいい


 問題はそんな能力を得たところで俺が七人も女を落とせるかが問題なんだよ


  俺は恋愛経験もないし、女心ってのも分からない


  そして、それを七人も同時にって……この神頭イカれてるんじゃないか?


 てか、今日の俺はやけに冷静だな


  まあ、もうすぐ死ぬなんて言われたらそりゃここまで頭回ってもおかしくは無いな


「もっと違う能力にしてほしいんだけど」


「断固拒否する もう与えちゃったしね、もう後戻りはできないよ」


 それから20分くらいは抗議したが結局うやむやにされ

「頑張れ!お兄ちゃん!」とロリコンなら鼻血出して倒れそうなセリフとともに現実の世界に戻された




  目覚めた時には辺りは真っ暗になっていた


 時計の針は深夜二時半を指してた


「あぁ、俺死んだな」


  誰もいない部屋で一言呟いた

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