閑話① 某国
短いですが3章前に挟みたいと思います。
ここはアスフィリア教国。
エーテルで最大の宗教国。この世界の神アスフィリアを信仰している国。
現在、この国では重鎮達によって会議が開かれている。
「なるほどのぉ~。よくわかった」
国内の状況を各幹部達が報告している。
ここで扉が叩かれる。
「なんじゃ?」
「失礼いたします。教皇様急ぎご報告したいことがございます」
入ってきた男の険しさのある表情から緊急の知らせだということを汲み取った。
「申してみよ」
「はっ。三日前の出来事でございます。死霊の楽園というダンジョンで探索していたある冒険者パーチィーが魔王の幹部と遭遇」
「なに! それは本当のことか?」
教皇は驚く。
幹部達も驚嘆の表情を浮かべる。
会議室内に緊張が走る。
「はっ、間違いはございません。冒険者ギルド本部から先ほど連絡が回ってきましたので」
「それで誰だったのだ? そいつはどうなったのだ?」
「それが幹部と言っても元魔王幹部と言っていたらしく。ワイズと名乗っていたらしいです。無事その冒険者パーチィーによって倒されたのことです」
「はぁ~、そうかそうか」
教皇は緊張状態を少し解いた。
会議室内の張り詰めた空気も少し和らいだ。
ここで幹部の一人が、
「教皇様あれをやるべきではないでしょうか?」
「ふむ。魔族の動きはどうなっている?」
他の幹部が、
「あの宣戦布告以降目立った動きはないと報告では上がっています」
「そうか。とはいえこの静けさはさすがに不気味だ。しかし、今回倒されたのは元なのだろう。名も聞いた事がない。いつ幹部をやっていたのだ?」
「報告では三百年前にやっていたとワイズは言っていたらしいとのことです」
「三百年前といったらあの時か。関係性がまったく見えないのだが」
教皇は思案するがさっき提案した幹部が、
「教皇様やはりあまり時間がないのでは。今回の件ともし今の魔族と何かしら関係があるとしたら一刻も早くやるべきではないでしょうか? 手遅れになる前に」
「そうだな。あれをやろうと思うが異議を唱える者はいるか?」
教皇が決意し幹部達に問う。
幹部達はそれに賛成し頷く。
「では準備を急がせろ勇者召喚の儀式を!!!」
「「「「「はっ!!!」」」」」
この日の決定が世界に伝わりそのことをリュウは後々知ることとなる。
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7/20 活動報告で3章についてのお知らせがあります。




