10話 迷宮②
前回の投稿から一週間……。どんどん遅くなってる。
ここは迷宮、『死霊の楽園』外観は綺麗な石造りのまるでパル◯ノン神殿の様、それは、洞窟の入り口に建てられていている。洞窟内は、薄暗くあたりを照らすは壁の窪みに埋め込んである淡く緑色に輝く石、ゴツゴツせず綺麗に石で組み合わされ滑らかに整備された通路、死んだ生物たちの魂が集まってくると言い伝えられている。現在、とある冒険者パーティーが迷宮攻略に挑んでいる。
「そっちに行ったぞ! リュウ!」
「おう!」
俺は、この迷宮を攻略するためシルフィ、リリア、アレスとパーティーを組んで挑んでいる。
「僕がこいつらの相手をする今のうちにリーダー格をシルフィ!」
「あぁ。わかった!」
敵は骸骨の魔物、死んだ生物が白骨化したものだろう。動くたびにカタカタと音を鳴らしながら接近してくる。
「あぁー。もうカタカタうるせいな!」
俺は剣でそいつらを粉々に粉砕し倒していく。
「回復、回復。いそがしいよ~」
リリアは回復魔法で俺たちのサポートをしてくれている。
アレスの方は片付いた。戦闘も終盤に近づいているようだ。そして、シルフィはと言うと、
「風刃!」
受けた敵は無数の風の刃で粉々の砂のような状態になるまでになっていた。
「なんとか終わったな」
「ねぇ~、一度休憩にしない?」
「そうだね。まあまあ進んだし僕も休みを取ってもいいと思うよ。リュウはどう?」
「俺もそれに賛成だ」
こうして休みを取ることにした。
四人で雑談をしながら今後の予定について話している。見張りは? と、疑問に思うのではないだろうか。ここはあくまで迷宮である気を抜いたら死ぬ危険性が高い。でも大丈夫。今、俺は、『索敵』というスキルで敵を感知しているためこうして気楽に休むことが出来ている。
「それにしてもまさかだよね~」
「私もあれにはびっくりした」
「今回は残念だったね」
何を言われているのかとそれは俺の天職『魔喰』についてだ。俺もあれには驚いた。それは……この迷宮では使えなかったこといや、そういうことではないだろう使うことの出来ない魔物がいると考えるのが妥当だろう。そうでなければパーティー全員が天職の力を使えないのだから。ここで出てくる魔物は全部が死んだ生物の白骨化したものが出てくる。取り込もうとしたがまったく魔力を感じないそのためここではまさかの役に立たないという……。それでもたまに何かしらの能力を使う相手は出てくる。おそらく生きた生物にしか使うことが出来ないのではないだろうか?
行く前に稽古をつけてもらえて良かった~。本当にアレスとシルフィは凄い。シルフィは流れるように綺麗で無駄のない動き、アレスはシルフィほどのテクニックはないが瞬時の状況判断が良くてまるで獣のような感覚を持っているのだろう。そんな二人との稽古を一週間という短い間だったけどかなり形にはなったと思う。
「じゃあ、今日は五階層まで行こうか?」
「私もそれでいいと思う」
「さんせい~!」
「俺はよく分からないから任せるよ」
この『死霊の楽園』は全十五階層そして現在位置は三階層。この迷宮はとても広く、次の階層へ行く階段を見つけるのが難しいため時間がかかる。
探索を再開し進んでいく。その間にも魔物は気づくと襲ってくる。
「ふっ」
今、対峙しているのはスカルソルジャー、剣と盾を持った人型をした骸骨の魔物。盾でうまく守りながら剣で攻撃してくる。それをうまく躱しながら反撃をする。しかし、攻撃がうまく通らない。
ここでアレスから、
「リュウ、攻撃時に体重を乗せないと」
アドバイスをもらい相手の隙を狙いもう一度攻撃をする。言われた通り踏み込みから相手に当てるまで力が伝わるようにしてみる。
"カン"
今度はうまく出来て骨にひびが入る。
"ピキッ"
そこに向けて風を槍状にした『風槍』を打ち込む。
脆くなったところに入ったのでスカルソルジャーは体の中央にある活動に重要な丸い玉、「核」を貫かれると動かなくなった。
「ありがとうアレス」
「最後のは良かったよ」
「なかなか様になってきたんじゃないか」
そうなってきているなら嬉しいな。
探索は進み現在今日の目標である五階層。次の層への階段を見つけたら今日は終わりにして拠点を張ることになった。
今はシルフィが犬みたいに四足歩行する骸骨の魔物と戦っている。
どうやらこの骸骨たちの種類分けは大まかに分けているため姿が少し違っても似ているなら同じものと考えているらしい。
戦闘を見ていたらアレスが、
「シルフィを見てどう思う?」
「どうって何が?」
「とても綺麗と思うだろ? 軽やかに透き通るような青い髪をなびかせ躱しそして攻撃を入れ。その動きの時にわずかながら揺れ動くあの場所そしてあの綺麗さ戦乙女の様ではないかと思わないか?」
言われるとあの綺麗で滑らかな剣さばきは何度見ても飽きないな。躱す時のあの動作わずかにステップを踏みタイミングを取る方法。あんな動きしていたらそりゃそう思うのも頷ける。
「あぁ。確かにな」
「そうかリュウもそう思うよな」
戦闘が終わりシルフィが近づいてくる。
「何の話をしていたんだ?」
「それはだね。シルフィは美しいねという話だよ」
「なっ! アレスお前~」
顔が赤面になり恥ずかしがるシルフィ。
「アレス~!」
そしてなぜか怒るリリア。
「ちょっと待ってあくまで僕はリュウに聞いていたんだけど。なっ、リュウ」
「そうだけど」
「そっかぁ~」
ほっとした表情になるリリア。
俺は、
「本当にシルフィは綺麗で美しいよ」
シルフィは顔を赤くしながら近づいてくる。
「リュ、リュウは私のどこが、その……良かったと思ったんだ?」
「そりゃ、全部だよ」
「ぜっ、全部だと!」
「これはまたずいぶんと」
「こんなシルフィめずらしい~!」
すごく照れている。普段はクールな印象だけどこんな一面もあるのか。めっちゃ可愛いんだけど。
そして、この後の一言がまさかの事態に。
「うん、俺もあんな風に剣を出来たらと思うと」
アレスが、
「へぇ? まさか」
リリアが、
「これもしかして」
シルフィが、
「……」
なんだろうこの反応どうも話がかみ合っていないような……。
「アレス、これってシルフィの剣さばきについてだよな」
「いや、そういうわけではなかったんだけど……。ごめん、僕にはどうにも出来ない」
「やっちゃったねリュウご愁傷様です」
やらかしたー! もしかして今まで話していたことって……。
おそるおそるシルフィを見ると、
「リュ~ウ~!」
怒りのオーラが見えそうだ。相当ご立腹の様子だ。ヤバイ、ヤバイ、ヤバイ。ダメもとでフォローを入れてみた。
「でっ、でも、これは本当のことだよ本当にきれ……」
言い切る前にシルフィによる怒りの鉄拳をくらう。
「バカーー!」
「グフッ」
一体どこからそんな力が……。俺は、壁まで吹き飛んだ。
その後、俺は数分ほど意識を失っていた。
技名は変更するかもしれませんセンスがなさすぎて……。何かいいものがあればよろしくお願いします。
誤字、脱字、評価等(感想あれば)よろしくお願いします。




