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神様のお願いそれは……  作者: 暁アカル
2章 トレス
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9話 迷宮①

 今日も依頼を受けるためギルドに来ていた。まったくと言っていいほど魔族についての話題を聞いていない。そして、普通に異世界生活を楽しんでいる。

 ちなみにバイトについては今もやっている。討伐依頼だけで生計が立てられるようになったためやめようとマーレさんに言ったら入れるときでいいからこれからも来てくれと言われた。とても強くお願いされたので断れなかったので稀にやっている。


「さて、今日は何にしようかな」


 掲示板の依頼を見ていたら後ろから肩を叩かれたので振り返ってみると、


「あっ、シルフィ、リリアも。久しぶり!」

「久しぶりだなリュウ」

「久しぶりリュウ!」


 数週間ぶりであった。


「今日何か予定入っているか?」

「依頼を受けようと思っていたけど」

「そうか」


 シルフィが何かを考えているような感じだ。


「でも、シルフィ。さすがにこの期間で到達してるわけないよ~」

「でも一応聞いておこう。リュウ、今ランクはどうなってる? さすがにCランクまではいってないよな」

「Cランクだけどなんで?」

「そうだよなさすがに……って、えぇーー!」

「それほんとうなのリュウ?」

「本当だけど」


 実は、毎日依頼をこなしていたらCランクまですぐに上がりました。上がったとき受付嬢のネアさんも驚いていた。そんなに凄いことなのだろうか? 普通にしていたら上がるものではないのだろうか? そんなことはさておき、


「それで何かやるの?」

「んっ? あぁ。実は迷宮に行こうと思っていてな」


 迷宮? 確か本で読んだな。魔物がいて場所にもよるが迷宮には宝箱があって、珍しいアイテムが手に入るとか。あとは、各迷宮の最後にはボスがいるとか。


「そこは推奨ランクがC以上で四人で行こうと考えていてな。あと一人を探していたところなんだ。行ってみないか?」


 一度行ってみたかったんだよな~。せっかくだし。


「行っていいんだったら行こうかな」

「そうと決まればさっそくだけ……」


 ここでイケメンが会話に入り込んできた。


「シルフィ、僕の意見は? さすがに彼のこと何も知らないのだけど」

「あっ、すまない忘れてた」

「ちょっとそれは酷くないかい?」

「まあまあ、別にいいんじゃない~、アレス」

「良くないでしょリリア。彼がどれだけやれるか知っているのかい?」

「知らないけど。大丈夫じゃないかな。シルフィのお墨付きだし」

「いやいや、とても心配なんだけど」

「それなら模擬戦してみるか? リリアも知らないことだからな」


 んっ? なんか勝手に話がやる方向に進んでいるんだけど……。


「そうだね。やってみてムリそうなら他の人にしてもらうよ」

「仕方ないな。というわけだリュウなんとしてもアレスにお前の力を認めさせろ」


 えっ、ええっーー!


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 場所は移りギルドが持つ練習場へ。その場所は円形の形をしていて周りは頑丈そうな岩で囲まれている。

 そして、これから模擬戦を始めようとしている二人。


「それじゃ、やろうか」

「あぁ」


 アレスという人は天職が剣士なのだろうか。まぁ、見た目だけで判断はしないほうがいいか。

 そういえば対人戦はこっちに来てからやったことないな。向こうでは対人戦と言っても柔道だったし武器を扱うタイプは初めてだな。


「がんばれーー、リュウ、アレス!」

「なんとしてもやれ! リュウ!」


 ああいうことを言われると頑張る気になれるよね。一人は黄色い声援ではなく殺気が迸っているけど。

 俺は、剣を構えた。

 アレスも剣を構え臨戦態勢に入る。


「こちらから先に行かせてもらうよ」


 そう言って攻めてきた。かなり速い。すぐに距離を詰められ咄嗟に剣で攻撃を防ぐ。


 "キン"


 剣同士がぶつかり火花が散る。


「へぇー、まさか防がれるとはそれなりには出来そうだね」

「そりゃどうも」


 今度はこちらから行くため一旦距離を取る。スキル『闇刃シャドーブレード』で遠距離攻撃をする。

 それは簡単に剣で防がれてしまったがアレスは驚いているようだ。


「今のは……」


 続けて同じ攻撃で攻める。


「クソ、うまいな」


 うまく剣で攻撃を受け流される。

 このままでは埒があかないと判断して、今度は『縮地』で一気に距離を縮め斬りかかる。

 互いの剣が激しくぶつかる。


「ねぇ、君の天職って魔術師?」

「違うけど」

「えっ、なら何て言う天職なの?」

「魔喰」

「聞いたことないな」


 やっぱりか。じゃあ、このスキルは俺だけのオリジナルスキルってことかな? 


 そのまま斬り合いによる攻防が続いたが徐々に純粋な剣技では素人に毛が生えたくらいではとても太刀打ち出来るはずもなく押され始める。


「くっ」

「まだまだ剣の扱いには慣れてないように思えるね」


 それでも俺は、反撃の機会を窺うが相手のスキが見つからない。完全に手詰まり状態である。ならあれを試してみるか。再び距離を取り準備をする。


「またさっきのでもやるのかい」

「ちげーよ」


 新たなスキル『竜巻トルネード』を発動。

 このスキルはとある鳥類の魔物から得たものだ。あの時シルフィがやっていたように剣に風を纏わせ剣を振るうと同時に巨大な竜巻を発生させる。

 作り出された竜巻はアレスを襲う。


「ちょっとこれは」


 巻き込まれたアレスはその威力により吹き飛ばされ地面に叩きつけられそのまま気絶していた。


「よし! 俺の勝ちでいいよな」


 模擬戦は一応俺の勝利で終わった。


「よくやったリュウ!」

「へぇ~、あれが魔喰の力か。アレスを治療しないと」


 模擬戦が終わりシルフィとリリアが近づいてくる。リリアはアレスの治療に向かう。

 シルフィが、


「いろいろ増えたみたいだな」

「あぁ。少しずつだけど増えてはいるよ」

「体の異常とかはないのか?」

「いや、特に無いけど」


 俺はそう言って返したが実はたまに取り込んだときに体中に痛みが走ることがある。一時的なものなのですぐに痛みは引くが力の代償みたいなのは受けているのかな。


「あまり無茶はするなよ」

「それは自分が一番分かってるよ」


 ここでアレスの治療も終わり気絶状態から目を覚まし。


「いたた。油断した」

「ふぅ~。終わった~」

「治療ありがとうリリア」


 シルフィが、


「どうだこれで? 認めるか?」

「負けたものはしょうがないだけど」

「まだ何かあるのか?」

「剣の扱いがまだまだだから少し稽古してからのほうがいいのでは?」

「それは私も思っていたところだ。というわけで一週間ほど稽古してから行くぞリュウ!」


 そうですか。まぁこれで行くことは出来るからちゃんとした剣技を学ぶにはいい機会だろう。


「よろしくお願いします」

「時間もないから少々厳しく行くぞ」

戦闘シーンあっさりしていてすいません。書くの難しいです。うまく書けるよう頑張っていきたいと思います。

誤字、脱字、評価等(感想あれば)よろしくお願いします。

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