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年上メランコリック  作者: Sako
23/23

とぅえんてぃすりー

** 1年後 **



高校を卒業した私は隣の県の大学に進学した。

そのため、今は少しお手頃価格のアパートに一人暮らしをしている。

もともと静かな場所を好む私には1人だけの空間は苦ではない。

雅とは若干の遠距離恋愛になるが付き合いが続いている。

大学を卒業した雅はちゃんと就職先が見つかったらしい(名前は忘れた)。


「あ…」


そういえば今日は、雅と付き合って1年目の日だ。

去年の今頃、私は雅に告られたんだっけ。

窓から夕日を眺めながらぼんやり思った。


ピーンポーン


インターホンが鳴った。



「誰だろー。」


ドアを開けるとそこには、「やっほー」と憎たらしいくらい大好きな人が笑顔で立っていた。


「な、なんで」


「明日から仕事始まるんだ~。それで、職場がこの近くなんだよね。だから、隣の部屋に引っ越して来ちゃった。」


語尾に☆が付いちゃってる。


「ま、まじですか」


「まじですよー。ということで今日からよろしくね、彼女兼ねてお隣さん?」


「あ、は、はい」


「よっぽど驚いてるんだね。ほら、おいで」


背中に手を回され抱きしめられる。


「会いたかったよ」


「会ってないのたったの1週間だけど」


「俺には2ヶ月くらいに感じた」


「そ、そう」


「あのさ」


「なによ」


「まだ荷物とかしっかり整理できてないから今日泊めて?」


「はっ?!」


続けて驚かされ心臓がおかしくなりそうだ。


「いいじゃーん、恋人同士なんだから」


「い、いや、私にも準備ってものが」


「細かいことは気にしなーい気にしなーい。今夜、楽しみだね」


そう言って雅はニヤリと笑った。






おしまい。


めでたしめでたし。


完結いたしました。


番外編が増えていくかもしれません。



読んでくださった方、ありがとうございました。

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