19th.苦悩と決断
同時更新です。前話を先に見ることを推奨します。
少し時は遡り…
信号弾の要請をリトルにした後、アクアは再びスコープに集中していた。
「…ここ…!」
再びアクアは引鉄を引き、相棒から銃弾を発射した。
しかし、それは大きく跳躍したエルメスに避けられ…
「…!ダメ!逃げて!ジョン!」
咄嗟に叫んでしまったが、声は届かない。
躱された銃弾は車体を掠め、大爆発を引き起こした。
「…リトル。最悪な事態になった…二発目はミス。しかも誘爆でジョンが負傷したわ」
その言葉を聞いたリトルは動揺する
「ジョンくんが負傷したって本当ですか!」
さすがに確認をするであろう
「…ええ。しかもエルメスは右肩を負傷しただけで身体機能は衰えて居ないわ」
何とか冷静でいようと、落ち着いた様子で説明をした。
「……どうするんですか」
次の行動が思いつかない様子
「…ちょっと待って…ジョンは一人でエルメスに挑む気みたい。ジェクトは敵兵を抑えに向かったわ」
淡々と状況を説明するアクア。
だが焦りの表情は出て居た
「…どっちにしろ一撃でエルメスを仕留めないと…ジョンが負傷するだけね」
「もう負傷してますし……余計に……早く仕留めないと!」
「ええ、そうね…リトル。レールガンを出して。どこに当てても仕留められる武器でヤるわ」
リトルはそれを聞いて手が止まる
「レールガンですか! あれはかなりコストが」
「コストとジョンの命、天秤に掛けるまでも無いでしょう!始末書も何もかも全部私がやる。だから準備を!」
切羽詰まった表情で、少し泣きそうにもなりながらアクアはリトルに叫んだ
「は、はい!」
リトルはそうこたえた
「…ジョン、お願い、持ちこたえて…!」
祈りとも取れる呟きがアクアの口から漏れ出た。
「はい、アクア先輩!」
リトルがレールガンを準備し終える
「ありがとう。リトル…後は祈ってて。全てがうまく行くように」
そう言うとアクアは再び意識を集中させた
「絶対にお願いします……先輩」
「…任せて」
暫く意識を集中させ、ジッと機を待って居たが…
「…!」
瞬間、目を見開き、勢い良く弾である金属球を発射した。
「…終わったよ。リトル。」
「どうですか……?」
アクアは半分安心したような、けれど少し辛そうな顔をリトルに向けた
「…実際にみた方が早いかな。迎えに行こう」
リトルはそれを聞いて、ついていく
空はもう、赤く染まりあがっていた。
リトル系列は友人との共同制作になります
また、次回更新は7月下旬予定です




