13th.憂鬱
リアルを重視していて更新が滞っておりました。申し訳ありません。それでも見てくださる方は、お願いします。
数日後…
作戦は決行へと移されることとなった。
全員が全員、コンディションはバッチリ…のはずだった。
だが、ただ一人、アクアだけは物憂げな表情をしていた。
「どうしたんですか。先輩。何か気に病む事でもありました?」
見かねたジョンがそう問いかける。
「ジョン…実はね、私…この作戦は嫌な予感がするの…」
「嫌な予感?なんです?それ」
「うまく言い表せないんだけど…私では、この相棒では、彼女を倒せない気がするの」
「そんな…大丈夫ですよ!先輩ならやれますって!」
「…でも、シミュレーションを何度も重ねた結果、成功率は6割。うち失敗した場合部隊全滅の可能性が8割…分が悪いの」
そう言ったアクアの表情は、何かを諦めるような表情であった。
「…大丈夫です。先輩。」
「ジョン…?」
「先輩が撃ち漏らしても、俺たちなら全滅はしませんから!むしろフォローして俺があいつをやっつけてやりますよ!」
「…ふふ」
「…?何がおかしいんですか?」
「ううん。ただ…ジョンのその明るさには助けられちゃうなって。そう思ったの。」
今迄の暗い表情を捨て、一転笑顔を見せる
「がんばろうね、ジョン。絶対にこの作戦は成功させて見せる!」
「その意気です!絶対にやりましょう!」
運命の瞬間は、近づいていた…
次回更新は六月中とさせていただきます。
なお、この物語の主人公はジェクトではなくアクアです。