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12th.大切な話
解散した後、ジェクトはジョンと話をしていた
「ジョン、今回の作戦だが…アクアを逃がすまで俺たちが頑張らなければいけない。」
「そんなこと百も承知ですよ。アクア先輩が撃ち漏らしても俺がエルメスなんか切って見せますよ」
「その元気はいいんだが…空回りしないことを祈るよ」
「大丈夫ですよ、隊長。しっかりやりきってみせますから」
笑顔で自信満々に答えるジョン。
それを見つめるジェクトは、心配そうな目をしていた
「…(お前はまだ若い。だからこそ…心配なんだ。空回りして、取り返しのつかないことにならなければいいんだが…」
「…?隊長?どうかしたんすか?」
「…いや、大丈夫だ。早くシミュレーションしてくるといい。俺もすぐ行くよ」
「分かりました。行って来ます、隊長!」
「ああ、行ってらっしゃい」
手を振ってジョンを見送ったあと、再びジェクトは暗い表情になった。
「…ジョン。その才能が悪い結果に結びつかないことを祈るよ」
一日遅れてすみません。
次回更新は2週間後を目安に頑張ります