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婚約破棄された悪役令嬢は隣国の王太子に拾われる ~2つのイベント編  作者: あいら


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3-8

ルナルール国で起こせるイベントは主に2つ。


元々帝国が舞台のゲームなので、他国のイベントは凄く少ない上、

ゲーム後の今、まだ発生するのか分からないと手紙に書かれていた。


そのうちの一つが『調合の書』を入手する事、

調合はポーションで成功率30%、

ハイポーションなら10%しかなく、コスパが物凄く悪い。


ただ、『調合の書』があれば、ポーションは100%、

ハイポーションでも80%の成功率となり、

劇的に変化するとの事だった。


ただ、この『調合の書』がどこにあるかが問題で、

日本とは違って本は高級品でほとんど流通しておらず、

本屋なども存在しない。


ルナルール国は本について生産が盛んな国ではない、

貴族・王族が持っているのなら、

もう皆に知られているはずなので、

どうやって『調合の書』を手に入れるのか、

全くの謎と言う事だった。


ドワーフの店と言うキーワードはあるが、

ドワーフは鍛冶屋を営む事が多く、

『調合の書』と関係があるとは思えない。


イベントはいくつかの手順を踏まないと、

クリアできない事も多いが、

『調合の書』の場合、ありかの突き止めだろう。


これは私には、どうしょうもないわねと読んでいると、

キーワードにひっかかった。


ん、ドワーフの店?


最初ルナルール国に来た時、大聖堂で紹介してもらったお店、

店員ドワーフじゃなかったかしら?


ひょっとして、イベント起こしている?

大聖堂で紹介してもらうのが、最初のイベントだったのでは?


どきどきして、次の日ドワーフの店に行くと、

相変わらず商品が店中に積み上げられている。


これではどこに『調合の書』があるか分からない。


「あの、すみません」


「なんだい」


相変わらず、少しぶっきらぼうなドワーフが応える。


「本を探しているのですが」


「本?そういえば一冊だけあったような・・・」


そう言って、店の商品をどんどん移動させていった。

商品と商品の奥、のその奥。と言った感じだ。


これは・・・絶対普通じゃあ見つからないよね。


「あっ、ほらあったよ」


ドワーフに渡されたのは、洋装で分厚いカバーがついた、

いかにも高級そうな本だった、


タイトルなどはない。


どきどきして本を捲る。


そして唖然とした。


本は200ページはあるだろうか、

分厚さがあるのに書かれているのは最初の3ページだけ、

他は白紙だった。


本当にこれが『調合の書』なのだろうか?


書いてある事も専門的で、判断がつかず、

半信半疑で買ってみる事にする。


「この本いくらですか?」


「この本が欲しいのかい?変わっているね」


私もそう思う。


「本は高額品だが、見た通り3ページしか書いてない、

 特別に5万リラでいいよ」


「5万!」


回復魔法の仕事で、ある程度お金があるとは言え、

アパートの家賃より高い・・・


3ページだけなのに・・・


うううっ。


迷いに迷ったが、イベントで得られる物は非常に価値が高い、

この本が本当に『調合の書』なら、5万どころか100万以上の

価値がある・・・本物だったらだけどね。


えい!女は度胸よ!と購入する。


お会計をして、はあ、買っちゃったと脱力する。


これでまた、ほぼ無一文生活・・・

ウルフの肉を食べる生活からは、

まだしばらく抜け出せそうにないな~


3ページしか書いてない本を収納ブレスレットに入れて、

ドワーフの店員に礼を言って店を後にする。


どうかイベントが発生していて、本物でありますように!

『調合の書』が3ページなのは、

”ポーション””ハイポーション”ともう1つ”オールインワンクリーム”です。

ぷよりん(Dクラスモンスター)と薬草使用したクリームは、

特産品となり大流行します。

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