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未名  作者: 木陰
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宿る

心の中に膝を抱えて座り込む小さな少年がいる。


暗闇の中でスポットライトがその少年を照らしている。

時たま、あたりが晴天の下に広がる草原に茂る1本の木陰にも移り変わる。


その少年を見つめる私は親愛の眼差しで言葉を汲み注ぐ。


「大丈夫だよ、君は冷静だ。大丈夫だよ、君を信じている。大丈夫だよ、君は着実にうまくいく。大丈夫だよ、そろそろ君は動くから。」


俯いた少年は平行線の口角に引き寄せられた頬筋とは相容れない光を宿した眼差しを微かに私に向けた。

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