表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

小品

いいな、いいな。

作者: 星野☆明美

49歳である。バツイチである。

夫だった人は残念ながら先日亡くなってしまった。

仕事先やコンビニやお店、宅配の人……。みんな若くてはつらつとして、胸がドキドキする。

今日も今日とて、あっちは「暑いからお気をつけて」と言ってくれたけど、身にしみてじーんとなった。おそらく「おばちゃん」を言うのを抜かしてくれたんだろうけど、いいなぁって思っただよ。

なんか、まだいろんな人がたくさんいるんだなぁって思えて幸せだ。

高村光太郎の「人類の泉」という詩に、深い遠い人類の泉に身を浸す、とかいうくだりがあったなぁ。若い頃はただ一人の人と添い遂げるのが良いんだと思い込んでいたけれど、もっといろんな人のことを見ていけばよかった。今になってあの人も良いこの人も良い、って何でもありになっちゃってるけれど、多分結婚は一度だけでいいや。あの人は実に優しかった。

出かけるのが楽しみだ。いろんな出会いがあるから。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ