第一話 開幕!
自分の頭の中を整理するためのエッセイです。
白「彦猫の理性を主に司る、白彦猫です」
黒「感情を主に司る黒彦猫だ」
白「いや、しかしこんなエッセイ、何を考えて書いているのでしょうね? 本筋のお話はあるし、もう一つ中断しているのもあるし、そちらを優先すべきでしょうに」
黒「本人曰く久しぶりにオタクの魂が燃えてきたそうだ。魂が燃えるなら仕方ないよな!」
白「魂?」
黒「ダメージが2.5倍になったりするわけじゃないぞ。まあこのエッセイを書いている間に、その辺りの事情も明らかになるんじゃねーか?」
白「はあ……。仕事が忙しいから、小説に割ける時間も減っているでしょうね」
黒「だからといってそればかりってのも、それはそれで不健全だろ」
白「息抜きとしての文章、ということですね。けれど魔法少女もそう言って始めたような……」
黒「まあ、こっちは本当に道楽だから大丈夫だろ。そんじゃ開始な!」
白「彦猫的、アニメオールタイムベスト! 日本のテレビアニメ、OVA、映画、海外アニメから10個を選んで、それに順位をつけるわけですね。なんという神をも恐れぬ所業」
黒「そりゃ言いすぎだろうが、なんか議論を呼ぶというか、感想欄が荒れそうなエッセイではあるな」
白「まあ本人もあっさりと忘れていたアニメとかありそうなので、読者様からの感想ツッコミはありでしょうね。これを忘れるなというのもアリアリです」
黒「おい……」
白「人の記憶力には限界があるのです。というわけで、一回では終わらないエッセイらしきもの、ここに開幕です! なお作品は完結済み作品のみを対象とします。そしてエヴァンゲリオンはその意味もありますが除外で殿堂入りです」
黒「あ~、エヴァはしゃあないな。実際新劇場版終わってないし。つーか旧版の方だけでも一位だろ」
白「作者に与えた影響。繰り返し見続けた回数。社会的な影響、以降の作品への影響と、ある意味ガンダム超えてますからね」
黒「おおっと! 何かと何かを比較してディするのはヤヴァイぜ!」
白「原稿料をもらってるならともかく、無料で他人の顔色を窺いながら語るのなんてナンセンスですよ。さて、では始めましょうか」
黒「まずは10個に絞るわけか。古い順に挙げていくか?」
白「まず先に海外アニメを全て消しましょう」
黒「おい」
白「黒さんや。感情を司る貴方の琴線を振るわせた作品が、海外のものにありましたか?」
黒「一個もないな。ズートピアとかちゃんと見たら面白いのかもしれないけど」
白「アナ雪を見ても全く心を動かさなかった作者ですから、他のものを見ても同じですよ。海外の作品は実写の方がいいでしょうし」
黒「まあ、な。つーわけで海外の作品で面白いの、募集中! ただTSUTAYAで働いていた作者は、海外アニメで面白いと思ったの一つもないからな~」
白「基本的に向こうは子供向けですからね。良くも悪くも」
黒「というわけで次に行ってみよう!」
白「じゃあ古くから順番に挙げていきますか」
黒「それより先に映画から挙げていった方がよくね? たぶんこっちの方が早いぞ」
白「そりゃまあ、数も少ないですからね。あ、テレビシリーズの劇場版は、テレビシリーズと一緒と考えましょう」
黒「お、じゃあ真っ先に一つ挙げるわ」
白「ほう? なんでしょう」
黒「ルパン三世」
白「……あれを全て一つのシリーズにすると?」
黒「ドラえもんとクレしんはどうよ」
白「しばしお待ちを……。作者の中で判断が出ました。ルパンはOK。ドラえもんとクレしんは除外と」
黒「子供の頃はあれだけ好きだったのにな、ドラえもん……」
白「人は大人になるのですよ。それとクレしんは、作者がある程度成長してから始まったアニメですからね。あまり見てないということもありますから」
黒「じゃあ改めて映画から、何を挙げる?」
白「ジブリから風の谷のナウシカ、細田守の時をかける少女」
黒「ジブリはラピュタと割れそうだけど、作者がナウシカの方が好きだしな。ちなみに千と千尋はビミョーだったらしい。もののけ以降のジブリは全部ビミョーだそうだが」
白「時をかける少女は映画館で3回、自宅で2回見てるから、これもOKでしょう。サマーウォーズとかも面白いですけど、作者曰く『切なさが足りない』だそうですので」
黒「ガーネット聞きながら泣いてるおっさんの台詞には説得力があるねえ」
白「他に映画単体だと、新海誠作品ですか」
黒「作者曰く『何かが足りない』だとさ。ちなみに君の名は。もちゃんと見てから言ってる」
白「ほしのこえは作者が生まれて初めて買ったDVDですよ」
黒「ルパン、ナウシカ、時かけ。もう三つ挙がったか」
白「ここからさらに挙げて、しかも削っていくわけですよ。う~む読者の意見が今から怖い」
黒「じゃあ次は古い順から挙げていっていいか? 古くて名作だと、ヤマトが真っ先に思いつくけど」
白「ヤマトは続編がね……。一応衛星放送でやってた時に、劇場版は全て見ましたが」
黒「ヤマトは除外、と。70年代だとマジンガーとかゲッターか?」
白「ロボットアニメは古いのは辛いですね。第一そのあたり、通して全話見たことないですし」
黒「70年代で見てるアニメは基本、再放送だな。デビルマンとかバビル二世とか」
白「そのあたりは作者的にも別に……だそうで。ガンダムも初代は劇場版で見ればいいや、という考えですしね」
黒「こう言うと「ククルス・ドアンを見ろ!」とか言われるんだよな。いや、作者はちゃんとファースト、テレビ版全部見たけどさ」
白「今と比べると冗長なんですよね。一年物のアニメで作者が最後に楽しんだものって何でしょう?」
黒「最近はほとんど一年物ないからなあ。プリキュアとかもだいたい序盤で視聴止まるし。ガオガイガーは全部楽しんで見たけど、あれが最後かもしれん」
白「そんな70年代から選んだのは、未来少年コナンとガンバの冒険」
黒「前者はともかく、後者は見たことない人多いだろ」
白「作者にしても確か衛星放送の再放送で見たわけですしね。コナンもそうですが。でもガンバは面白かったですよ」
黒「最終回直前の緊迫感が凄かったなあ。まあでもたぶん、本選では落ちるね」
白「ファンを敵に回しまくりの発言ですが、とりあえずこの二つを挙げておきましょう」
黒「じゃあ次は80年代か?」
白「このあたりから作者のリアルタイム作品ですねえ。まあ今日はこれぐらいにしておきましょう。必死で文章増やす必要もないエッセイですから」
黒「そだな。じゃあ80年代ならこれを見てないのか! という読者の感想を期待して、本日は終わりとしますかね」
白「次回は未定。とりあえず80年代ならトップをねらえ!が確実に参戦します」
黒「最後に爆弾落としていったな。それでは、ばいばいき~ん」
80年代って、微妙に傑作が少ない気がする。