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旅人のメモ帳

サイの河原

作者: 狐囃子 星治

 沢山の子供達が賽の河原で石を積んでいた。

 石の山が高くなり、もう少しというところまで来ると必ず鬼が現れて滅茶苦茶にしてしまうため、解放される子供は滅多にいなかった。


「こんなんじゃ絶対に無理だよ」

「なんて酷い奴らなんだ」

「自分たちは石を崩すだけ、僕らの苦労を知らないんだ」 


 口々に文句を言う子供達を見ていた鬼たちは、


 「好きで崩してるんじゃないんだがな」

 「まったくだ。こっちは他にも仕事が増えてるってのに」

 「今度は向こう岸だとよ」


 地球の人口に合わせて増え続ける子供の魂ため、閻魔の命令で河原を広げる工事が行われていた。

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