『普通』についての考察
障害者っていう言葉を聞く度に嫌悪。だっておかしいじゃん。何をもって『障害』とするのか。何をもって『普通』とするのか。
普通じゃない人は障害者です。分かってます。でも逆に普通な人ってこの世に存在するのかなって。うーん、難しいことだけどさ、自分のことを普通だとか言っちゃう人って大体気が付いてないだけだよね。自分は普通じゃないって言ってる人の方が往々にして普通だったりする。うん。難しいことなんだよ。これは。再三言うけれど。
例えば知り合いにこんな人がいる。自分自身が普通だと思い込んで「こいつ気持ち悪い」とか「こいつおかしい」とか罵倒して周りの同意を求めるのだけれど、みんな真剣になにかをしているときに騒いだり。みんな騒いでいるときに怒ったり。でもその人のいうことは大体普通ってことになるんだ。不思議。
発言する人が普通なのかなって思ってみる。思ってみるとどんどんその通りのような気がしてくるから困る。ああ、でも違う。発言する人でも反論の嵐で普通じゃないレッテルを貼られてる人もいるじゃないか。マジョリティ。大多数。うん、しっくりくる。自分的にだけどね。
大多数が分からないから僕は普通じゃないって思うようになったんだろうね。他の人もそう。大多数が分からないから消極的。消えていく。そして大多数。こう言えば少なくとも反論はされないだろうっていうのがわかる人だけが積極的になって、それが普通になる。
ああ馬鹿みたいにそれも違う気がしてきた。あはははは馬鹿ですね。結論を出したと思ったら「いや違う」とか偉そうに。きっと自分は普通だと決めつけて押し付ける人がその小さな箱の中で『普通』になる。だって消極的な人に強くなにかを言ったらそれがおかしいと思っても言えないじゃん。そういうこと。
『普通』って言葉は存在しないんだね。分かった。普通って言葉はある人には便利に、ある人には重りになる。悪魔。
存在しない言葉っていっぱいあるんじゃない? そんな事を思ったままに言ってみる。きっと『普通』な人は「そんな事ない」とか言うんでしょうね。そして「気持ち悪い」って。そして僕はなにも言えない。霞む。そして消滅。この世界に言葉は存在しない。言い切る。言葉に出したら全て嘘。言葉で完璧に考えを伝えることはできないのです。だってこの文章だって僕の考えをある側面から見たものに過ぎないし、他の側面から眺めてみたら全く違う──もしかしたら真逆のことを言うかもしれない。
例えば、例えばそう。『不倫』という言葉を聞いたとき「イケナイコト」「なんでするの」「バカだよねぇ」なんてみんな言う。でも本人達からすれば、それは自然なことであって、仕方がないことのように思っているのかもしれない。もしかしたら誰も思い付かないような理由が──ていうか無条件で男性だけが悪いことになるのか意味もなくキレてみたり。ハニートラップとかあるし。いや逆に男性だけが悪いことになるから『ハニートラップ』って言葉ができたのかって納得。……なんか全然説明になっていない気がするけどそういうこと。うん。