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君に恋した僕の。  作者: とも
2/2

始まりは……②

遅くなすみません!


途中保存が出来ず何度も消えてしまいました……


時間投稿も分からずまた消えたり……




「なぁ、はるき、今度の土曜日に遊びに行こうぜ!CDショップ!

はるきの好きなバンド結構俺の好きなジャンルと被るからいろいろ教えて欲しいしさ!

あとついでに優人の好きなアニソンも!」




藤森さんの方を見ていたことを悟られないように振り向く。


「おい!ついでってなんだよ!今期の覇権アニメのEDとかまじ神ってんだからな!!」




そう言う優人に被せ気味で修平が



「はるきはなにか予定あったりする??」



「いや、何も予定ないから行こうぜ。

俺も修平の好きなバンド教えてもらいたいしさ。」



そう言うと修平は笑顔で決まりっ!っと機嫌が良さそうだ。

それに相対して優人は少しジト目で修平を睨んでいた。

話が終わると同時に休み時間の終わりのチャイムが鳴り、それぞれ自分の席へともどっていった。


皆が席に着き、先生の方を見ている中、僕は1人ぼっーとしながらただただ藤森さんの横顔を見ていた。





約束の土曜日、いつもより少し起き、顔を洗い、髪をセットし、コンタクトをつけ、家を出る時間になるまでリビングでダラダラしようとテレビをつたとき、携帯電話が鳴り響く、もうほかの2人が付いたのかと思い画面を見ると意外なことに唯からの着信だった。



『もしもし?』



『あっ、もしもしはるー?

今日ってさ、予定空いてたりする??』



『今日は優人と修平とCDショップに行く予定!

どうしたん??』



『そっか!わかった!

駅前のCDショップだよね??

なんとなくだよ!』



たまに唯はいきなり遊びなどに誘ってくるが、断ると不機嫌になるほど子供ではないし、自分が暇な時にとても助かるので、特に注意などはしたいない。




『そうそう!よくわかったね!

おっけ、わかった。』



『もちろん髪の毛とかセットしてくんでしょ?』



『もちろん!』



面倒くさがりだが、遊びに行くときなどはしっかり髪の毛を整えてて行くし、コンタクトにもだってする。

人並みより少しは服装にも拘っているつもりだ。

ただ、学校に行くだけなのにわざわざしようと思わないだけである。

唯と遊ぶ時もしっかりセットして遊びに出かけている。

そこでいつも唯に、学校でもそうすればいいのに、絶対モテるよなどアドバイスされているのだが、どうにも行動にうつせないでいる。



『んじゃ。また今度遊ぼーね!

バイバーイ!』



『あぁ、またね。』




唯との電話を終える頃には家を出る時間はとうに過ぎていたのだった。








「はるきが遅れるなんて珍しいじゃん。」



「はる、なんかあったん??」



そこで僕は正直に唯と電話していたことを話す。



「「はぁ?後でツラ貸せ」」



2人とも息ぴったりで凄い剣幕で詰め寄ってくる。

どうしてお前ばっか、イケメンはやっぱ違うななどブツブツ言う2人の相手をどうしようかと考えている時に聞き慣れた声が耳に届いた。



「あっ、はるー!

来ちゃった!」




そこに居たのはいつも通りにこにこした唯、だけではなく鳩が豆鉄砲をくらったかのような顔でこっちを見ている藤森真夏と南梨奈の姿があったのだった。

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