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君に恋した僕の。  作者: とも
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始まりは……

はじめまして!

ともです!

使いたかなどまだ全然初心者で分からないのですが教えてもらいながら書いていけたらなと思っています。


こんな誰もが経験したであろう高校時代の青春模様、学生の方はあー、と共感していただき、大人の方はこんなこともあったなと懐かしんで貰えれば幸いです!


僕が初めての恋に落ちたのはあの瞬間だった。




高校に入学して初めての授業。

それは授業との名ばかりの校内案内や、自己紹介の時間だった。



「えーと、中野春希です。出身は第三中です。

これからよろしくお願いします。」




そんなありきたりな挨拶をするのは僕こと、中野春希だ。



僕の容姿と言えば格好は整えさえすれば周りのイケイケグループに見劣りすることは無いが(二人の姉から言われる。)普段は髪の毛も整えず、眼鏡のレンズも厚くい細いメタルフレームのものを使用しているため、とても地味で目立たない印象をあたえるだろう。





周りの者達も似たような自己紹介をしていき、そしてあの子の番へ、




「藤森真夏です。西中でした。宜しくお願いします。」




僕はたったこれだけの挨拶で彼女の事を意識してしまった。別に好きになったわけではないが、ただただ彼女のことが気になってしまったのだ。


彼女はナチュラルにメイクをし、少しだけ髪を茶色に染め、肩より少し長い綺麗な髪を少し内側に巻いており、学校指定の制服の上から少し大きめのカーディガンを羽織り、スカートを何度か曲げてスカートを短くしていて今どきの派手な女子高生の風貌をしていた。




僕は彼女に気を取られていて、後の人達の自己紹介は頭に残ってはいなかった。





「ねぇねぇ、はる。ちょっとこのクラス可愛い子多くない?」



一限目が終わり、休憩時間になるとすぐさま同じ小中だった白石唯が声をかけてきた。


彼女は活発そうな高めのポニーテールで可愛らしいシュシュをしている。とても社交的な性格ですぐ誰とでも仲良くなることができ、顔もとても可愛らしい、髪の毛も高校が始まる前に茶色く染めて僕にLINEを送ってきてくれたいた。


学校での見えないルール、そう、カースト制度なんてものも関係なく接してきてくれる、僕にとってとてもありがたいかけがえの無い友人である。




「そうだよなー、僕にも可愛い彼女ができないかなー。」



そう軽口をたたくと、彼女はニヒッと笑い、



「なんなら私がはるの彼女になるよ!」



「はいはい、いつも気使ってくれてありがとな。」



彼女はこの手の話題になるとだいたいこんな風に冗談を言ってくれる。それが僕にとってはとてもありがたい事だった。









高校生活も駆け足で2週間程たち、クラスでのグループもかなり固まってきた。

僕はやはりといっていいほどかなり下のカーストのグループだ、同じ中学で仲の良かった田中優人と、高校で知り合った永井修平の3人でよく一緒に休憩時間を過ごしている。



ちなみに唯は、藤森さんと、もう1人派手な格好をした南梨奈と3人でグループを作っていた。


説明しなくてもいいが間違いなくクラス、いや、学年のトップカーストであろう。



「なぁ、やっぱこのクラスで良かったよなハル!」



元気に声をかけてきたのは田中優人だ。



「ゆーとはいつも突然なんだよ、はるきもビックリしてんじゃん。」



そうフォローしてくれるのは永井修平、ほんとにこいつと仲良くなって良かったと思う。


そうでないと優人の暴走を止める人がいなくていつも自分が苦労するからである。


でも、と修平が続ける。



「はるきはさ、髪の毛セットしてコンタクトにしたら絶対モテるって!

運動も得意だし、頭もそんな悪く無いじゃん?」



確かに先週の日曜日、優人と修平と原宿に古着を見に行った時は髪の毛をキチンとセットし、コンタクトレンズをして歩いていたら何度か雑誌に載せる写真を撮らせてくれと声をかけられたが、目立つことが余り好きでない僕は全て断っていたのだが。



「学校に来るだけでセットするのも面倒なんだよなー、出来れば家を出るギリギリまで寝ていたいし、コンタクトも目が疲れてあんましたくないし。」



優人も修平もえー、と声を上げるが僕は聞こえていないフリをした。



「でもハルに好きな人が出来たら変わるんだろうな。」



そんな一言に僕は内心ビクッとなり、ふと藤森さんのことを目で追ってしまっていた。

アドバイスなどなんでも言って頂ければどんどん直していきたいと思います。


気軽になんでもお願いします!

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