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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

夢半ばで尽きた少年の人生日記

読んであげてください。

平○19


僕は4月6日に中割病院で生まれた。未熟児?というやつだったらしい。



平○23


○○保育園に入園してから1年がたったが、友達は出来ない。両親は知ってるようだが祖母は知らないようで、「友達、家につれてきてもいいんだよ?」と言ってくる。その優しさが胸を締め付けてくる。



平○27


友達の出来ないまま○○保育園を卒園し、●●小学校へ入学してからしばらく経ち、中学年になったが、実感いじめのような気配がしてきた。でも、これぐらいなら耐えられる。



平○30


相変わらず友達の出来ないまま6年生になってしまった。しかも、6年生になったと同じ時期に祖母が死んだ。祖母はしっかりと遺書を残しており、家族全員で読んだ。遺書で僕は謝られた。友達がいないと両親に言われていたのにずっと「つれてきてもいい」と言い続けたこと、しっかり応援してやらなかったこと、そして、この身分の家に産まれさせてしまったこと。家は昔のえた?とか言う身分でいまだに社会差別があるらしい。べつにきにしないでと心のなかで思っておいた。



平○32


まだまだ耐えれるいじめのなか、●●小学校を卒業した。この頃に、自分みたいに辛い人の相談にのりたいと思い、将来はカウンセラー?になろうと決意した。△△中学校に入学してから、『つよくならなきゃ』と思い、クラスのヤンキーに稽古をつけてとお願いをした。今じゃしなきゃよかったと後悔している。



平○33


ヤンキーに頼み込んでからは登下校中は自転車ごと田んぼに落とされ、休み時間になるとサンドバックにされ、放課後になると、カツあげされる毎日が続いた。そんななか、一人の女子が僕に話しかけてくれた。僕はその女子に辛い気持ちをぶちまけた。けれどその子は嫌な顔をひとつもせずに「よく耐えたね。頑張ったね。」といってくれた。僕は、これが僕のなりたいものだと改めて思うと同時に、この子が好きになったのかもしれない。



平○34


この日は卒業式だった。僕が、彼女に告白しようとしているときにヤンキーたちが来て、僕に彼女と一緒に屋上にこいといってきた。『告白したついでにいくか』と思ったのがこの人生で最大の間違いかもしれない。彼女に告白し、喜んでのお返事をもらった僕は、彼女に許可を取り、一緒に屋上にいった。屋上には、学校中のヤンキーと近所で有名な痴漢小学生がいた。ヤバイと思ったがもう遅く、僕は押さえられ、彼女は無理矢理犯された。いわゆる、強姦というやつだ。頭の処理が追い付いたときには、もうすでに彼女のなかには何10人の男がいて、彼女は放心状態だった。ヘラヘラ笑ったヤンキーたちから解放された彼女は小さな声で僕に「ごめんね」とささやいて屋上から突き落とした(・・・・・・・・・・)



平○39


僕は目を覚ました。意識を失ってからもう5年もたっていて、彼女はすでに死んでいた。両親は今だ健在だった。彼女の遺書を持ってきた。


『○●くんへ、

突き落としてごめんなさい。言い訳するようで嫌だけど、あのときは私がおかされているときに、○●を突き落とさないと○すと言われて、苦渋の決断だったんです。これを君が読んでいるときは、私はすでにこの世にいないと思います。もともと君以外の人と交わったなら自殺しようとおもっていました。でも、快感に目が眩んでながびいてしまいました。ごめんなさい。君は生きてここまで来てね。80年後に待っています。 ●○』


僕のなかで、命の価値をなくし、僕は、命の儚さを知った。




平○58


法律で人体実験ができるようになり、モルモットが募集された。手探りでやるからか死ぬ確率が高いらしいが、命なんて要らない僕には最適だと思って、応募した。明日が実験当日だ。




























追記、○●の母親


○●が実験で切り刻まれて死んでから3日しかたっていないけれど、思った以上に堪えるものがある。命は儚く、脆いからこそ人の心に根深く結び付くのかと思った。











『○●の日記』


内容?、○● 代筆、○●の両親






フィクションに実体験をまぜております。

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