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幻想と召喚の絆  作者: イ尹口欠
北の山編
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44

「グリズリーです!」


「ファイヤアロー」


 ソコヤマさんの悲鳴の後、カナコさんの先制攻撃が決まりました。

 まあダメージはちびっと入った程度ですが、彼女の経験値になればいいので戦果については不問です。


 ソコヤマさんも負けじと気配遮断からの疾走でグリズリーのいる方向へ走り出します。


「ササキ、マルキド、セルフィは接敵してグリズリーを倒しなさい。できるだけ三人で連携すること。ヨサクは三人のフォローをお願いします。三人が厳しそうなら敵を倒して構いません。ではかかれ!」


 実戦経験の乏しいササキ、マルキド、セルフィを戦闘に参加させつつ、ヨサクで安全を買います。


 マドカの役割であるブラインドとファイヤアローは、私とカナコさんで分担できますからこれで万全の布陣といえましょう。


 おっとグラインダーの下位互換のような動きをソコヤマさんに頼んでいましたけど、どうなりましたかね?


 木の上に登ったソコヤマさんは、虎の子の二刀流短剣を投擲しました。

 そして二本の短剣をパーティから外し、また戻して手元に召喚します。


 投擲スキルはまだないそうですが、この戦い方が性分にも合いそうなので、次のレベルアップで投擲スキルを取る予定だとか。

 しかしソウルブリンガー、強いですね。

 事前情報では最弱のネクロマンサーに対して最強のソウルブリンガーと呼ばれていましたから、当然のことかも知れなません。


 実際、私も随分と大きな恩恵を受けていますしね。


 かくしてパワーレベリングは順調に進むかと思われましたが、ろくに戦う間もなく、北の山の頂上にたどり着いてしまいました。


 ええ、ようやくグリズリー以外の敵のお目見えです。


 首から尻尾まで三~四メートルはあるでしょうか。

 胴体はグリズリー並の分厚さがあり、硬そうな鱗で覆われています。

 なにより両肩から生えた翼が、今までの敵とは大いに違うのだと主張してやみません。


《スノウ・ワイバーン

 Lv35 爪7 牙7 尻尾3 毒 氷の吐息2 飛行4 筋力強化2 生命強化2 斬撃耐性 衝撃耐性 水耐性2 氷耐性5》


 ……これ、勝てますかねえ。


今回も短かったですが、次回からボス戦です!

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