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さて、やってまいりました山人族の炭鉱。
今日は第二階層も抜けて第三階層へ行きますよ!
適正レベルの40に達してしまったので、できればボスフロアまで行ってしまいたいですね。
《パーティメンバー》
スペクター・カウント(ヨサク/十五体合体)
スペクター・フェンサー(ムラマサ/八体合体)
レイス・ソーサレス(マドカ/七体合体)
レイス・スカラー(タツヤ/七体合体)
スペクター・ガーディアン(ササキ/六体合体)
グリムリーパー(フジキ/六体合体)
┏フライング・ドラゴンクロウ(グラインダー/五体合体)
┗フライング・ドラゴンクロウ(チゼル/五体合体)
┏スペクター・バンカー(ロビン/五体合体)
┗スペクター・ボウアーチャー(フッド/四体合体)
カースドアーマー(ミスリム/三体合体)
今回の布陣はドラゴンクロウレギオンとロビンフッドレギオンを加えた総勢、十一体の大所帯です!
魔法に弱い子ばかりではありますが、デュラハン・デュアルライダーのセルフィは炭鉱内では狭くて動きづらいため、この布陣となりました。
ではさっそく、参りましょう!
できれば芋虫のいるフロアをすっ飛ばす勢いで第二階層まで到達したいですねえ……。
おっとそういえばレベル40のネクロマンサーの専用魔法を試すのを忘れないようにしないといけませんね。
厳密に言えばレベル40の専用魔法ではなく、レベル30のクリエイト・アンデッドが強化されたのですが。
なんとレベルの十の位の数までクリエイト・アンデッドでレブナントを作成できるように強化されたのです!
つまりレベル40の私なら四体まで、クリエイト・アンデッドできるわけですね。
……しかし、パーティ枠から外すと消滅するという仕様はそのままです。
四枠も使うかと言われると微妙ですから、そこは同じ種類のレブナントでレギオンを組ませることで解決しようかなと思っています。
つまりこの炭鉱ではジャイアントバット・レブナントのレギオンですね。
というわけで第一階層では最低、四体のジャイアントバットを狩ってから第二階層に降りることにします。
◆
ササキを抜いて、ジャイアントバット・レブナント四体のレギオンをパーティに編成しました。
ここは第二階層に入ったところです。
三日間、延々とアリを狩り続けたところでもあります。
さあ、今日はとっとと次の階層へ行くために、進みますよー。
《ポイズンモールド
Lv40 猛毒15 生命強化10》
おっと、これは掲示板で見たことがあります。
ガーデンドルイドの召喚獣です。
サッカーボール程度の大きさで、ふさふさした濃い緑色のカビの塊ですね。
残念ながら毒はアンデッドには効きません。
故に毒の拡散しか攻撃手段のないポイズンモールドは私たちの敵ではありません。
まずグラインダーとチゼルのフライング・ドラゴンクロウ・レギオンが飛び出しました。
シュッ!
シュッ!
グラインダーは勢い良く切り裂き、チゼルは突き刺さります。
途端、ぶわり、と濃い緑の胞子が撒き散らされます。
……うお、私のとこまで毒が飛散するんですか!?
慌ててエルダー・リッチと同化します。
すぐに毒状態は解除されましたが、少しだけHPが減っていました。
いやあびっくりしましたね。
しかし毒状態を簡単に解除できるのは大きな発見です。
自分だけとはいえ、毒の解除に必要なキュア・ポイズンの魔法は光属性ですから、誰も持っていないのです。
ポイズンモールドと戦う時は、離れて観戦した方が良さそうですね。
……なんてのんきなことを考えているうちに、ヨサクたちが戦線に到着して戦闘は終わっていました。
どうやら本当に楽勝だったようです。
アリは蟻酸があるものの狩り慣れていますし、ポイズンモールドもアンデッド軍団には無力のようですし、この階層は楽勝かもしれませんね。
おっと、お次は人型の魔物ですよ。
《コールマイナー・レブナント
Lv40 採掘10 筋力強化15 生命強化15》
コールマイナー? と一瞬、首を傾げましたが、炭鉱夫のことだと外見をみて気づきました。
ツルハシを持った山人族のアンデッドですね。
こいつら、パワーもあればタフなんですが、やはり魔法攻撃能力がないため、楽勝でした。
いやあ強いですね、スペクターとレイス軍団は。
この調子で炭鉱を攻略していきましょう!